改質アスファルトプライマー材 防水 下地処理 施工ポイント

改質アスファルトプライマー材 防水 下地処理 施工ポイント

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改質アスファルトプライマー材 基礎と施工

改質アスファルトプライマー材の要点
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防水性能のベースづくり

防水層の密着性は改質アスファルトプライマー材の選定と塗布条件で大きく変わります。下地の状態評価と組み合わせて性能を安定させることが重要です。

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材料特性と相性の確認

既存アスファルト防水、コンクリート、金属下地など、各下地との相性やプライマー材の改質タイプを理解することで、剥離や膨れのリスクを減らせます。

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仕様書と現場条件のすり合わせ

公共仕様書やメーカー基準と現場環境(気温・含水率・施工順序)を突き合わせながら、実務的に無理のない施工計画を立てることが品質確保の近道です。

改質アスファルトプライマー材 基本性能と役割


改質アスファルトプライマー材は、アスファルトをゴムや樹脂で改質した成分を含む下塗り材で、防水シートや防水塗膜と下地の密着性を高める役割を持ちます。
コンクリートやモルタルの微細な凹凸に浸透し、ほこりやレイタンスを固めることで、防水層の剥離や膨れを抑制するベース層になります。
一般的なアスファルトプライマーと比べて、改質アスファルトプライマー材は柔軟性と追従性が高く、下地の微細な動きや温度変化に対しても割れにくいことが特長です。
改質アスファルトプライマー材は常温工法シート防水塗膜防水の下塗りとして使われ、特に改質アスファルトシート防水において接着力の安定化に大きく寄与します。daiichi-reform+1​
公共工事の標準仕様書でも、改質アスファルト系防水の立上り部などにプライマー塗りが明記されており、仕様上も「必須工程」として扱われています。

改質アスファルトプライマー材の塗布は、防水層の漏水リスクだけでなく、経年後の補修範囲や手間にも影響するため、コスト評価のうえでも軽視できない工程です。concom+1​

改質アスファルトプライマー材 下地処理と施工手順のポイント

改質アスファルトプライマー材の性能を安定して発揮させるには、下地の乾燥度と清掃状態の管理が重要で、ほこり・レイタンス・油分を残したまま塗布すると、密着不良から膨れや剥離が発生します。
アスファルト防水工事では、下地作成→清掃→プライマー塗布→ルーフィング張りという流れが一般的で、仕様書でも「塗り残しのないこと」が明記されるほど均一な塗布が求められます。
下地コンクリートの含水率が高すぎる状態で改質アスファルトプライマー材を塗布すると、後に水蒸気圧が内部から作用し、防水層の膨れや気泡の原因になる点にも注意が必要です。
施工時にはメーカー推奨の希釈率と塗布量を守ることが重要で、とくに低粘度タイプの改質アスファルトプライマー材は「塗りすぎ」によって乾燥時間が延び、後続工程が押すケースが少なくありません。naruphalt+1​
刷毛・ローラー・スプレーなどの塗布方法は下地の形状によって使い分け、立ち上がり部や入隅にはダレや溜まりができないよう、複数回に分けて薄く均一に塗る方が仕上がりが安定します。naruphalt+1​
改質アスファルトプライマー材の乾燥時間は、気温・湿度・風通しに左右されるため、冬期や多湿期は試し塗りで乾燥状態を確認し、作業間隔を現場側で補正する運用が求められます。naruphalt+1​

改質アスファルトプライマー材 改質アスファルトシート防水との相性と選定

改質アスファルトシート防水では、既存防水層と新設防水層の「相性」が重要で、下地活性材や専用プライマーを組み合わせることで接着力と耐久性を高める仕様が一般化しつつあります。
常温粘着工法では、粘着層と下地が直接接触するため、改質アスファルトプライマー材の種類を間違えると粘着力が過度に強くなったり、逆に不足したりして、施工性や将来の改修性に影響します。
改質アスファルトプライマー材を選定する際は、下地の材質(新設コンクリート、既存アスファルト、金属防水、ウレタン防水など)ごとにメーカー推奨の組み合わせを確認することが、トラブル防止の基本です。
改修工事では、既存アスファルト防水の上に改質アスファルトシートを重ねるケースが増えており、この場合は下地活性材と改質アスファルトプライマー材を併用して密着性を補強する工法が採用されています。


参考)【現場レポ】アスファルト防水~改質アスファルトシート防水・常…

平場と立上りで使用する材料構成を変える仕様も存在し、立上りは改質アスファルトプライマー材と改質アスファルト塗膜の組み合わせ、平場はシート防水とするなど、部位別に相性を調整することもあります。mlit+1​
改質アスファルトプライマー材の仕様を誤ると、防水層だけでなくシーリング材や端部のシールとの相溶性にも影響し、端末部の早期劣化やひび割れを招く可能性があるため、総合的な材料設計が重要です。concom+1​

改質アスファルトプライマー材 現場トラブル事例と防止チェックリスト

改質アスファルトプライマー材に関する典型的なトラブルとしては、「膨れ」「剥離」「ベタつき残り」があり、その多くは下地の水分管理不足と塗布量の過不足が原因とされています。
アスファルト防水工事では、ドレイン周りや立上り・入隅に不陸が残ったままプライマー塗布を行うと、その段差が応力集中点となり、防水シートの破断や漏水につながる事例が報告されています。
また、旧塗膜や既存防水層の劣化部を十分に撤去せず上から改質アスファルトプライマー材を塗布すると、「表面だけが固いが内部が浮いている」状態となり、数年後に一気に膨れとして顕在化するリスクもあります。
現場での防止策としては、施工前に「下地含水率」「気温・湿度」「風通し」を確認し、必要に応じて加熱養生や送風を行ったうえで改質アスファルトプライマー材を塗布することが有効です。concom+1​
施工中は、プライマーの塗り残しや塗りムラを目視だけでなく、照明角度を変えて確認するなど、簡易的な検査ステップを組み込むことで、後の漏水リスクを大きく低減できます。


参考)ConCom

意外と見落とされがちなポイントとして、仕様書やカタログに記載された「下地温度」と実際の表面温度が大きく異なることがあり、特に日射を受ける屋上では表面温度を非接触温度計で測定する運用が有効です。mlit+1​

改質アスファルトプライマー材 建築従事者のための独自活用と将来性

改質アスファルトプライマー材は、防水工事だけでなく、仮設構造物や小規模な水回り補修で「簡易防水層の下地固め」として活用することで、既存下地の延命に役立てることもできます。
たとえば、既存の劣化したアスファルト舗装端部や架台周りに改質アスファルトプライマー材を先行塗布し、その上に防水塗膜やシーリングを組み合わせることで、部分的な漏水を抑える現場工夫が行われています。
環境面では、水性タイプや低臭タイプの改質アスファルトプライマー材が増えており、密閉された室内や稼働中施設での防水補修にも対応しやすくなっている点は、今後の改修需要に対して大きなメリットと言えます。
将来的には、改質アスファルトプライマー材に防藻・防カビ性や赤外線反射機能を組み合わせた複合材の普及が期待されており、単なる「下塗り材」から、外装全体の長寿命化に関わる材料へと位置付けが変わりつつあります。naruphalt+1​
また、BIMや維持管理データベースに改質アスファルトプライマー材の仕様・ロット・施工条件を紐づけて記録しておくことで、将来の改修計画時に劣化要因を分析しやすくする試みも一部の現場で始まっています。mlit+1​
建築従事者にとって、改質アスファルトプライマー材を「見えないが重要な層」として理解し、部材選定や施工計画の早い段階から議論に組み込むことが、今後の防水品質向上の鍵になります。daiichi-reform+1​
公共仕様の考え方やプライマー工程の位置づけを確認したい場合は、国土交通省が公開している公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)が参考になります。

公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編) PDF
アスファルト防水全体の工法や、下地処理・プライマーの重要性を体系的に整理した解説としては、専門サイトの防水工事解説ページが現場のイメージをつかむのに有用です。shintoa-tosou+1​
現場監理の達人 集合住宅編 防水工事
アスファルト防水の種類と工法別の特徴




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