

木工ヤスリの「種類」で最初に見るべきなのは、刃の断面形状です。形状は加工面の形(平面・曲面・穴・隅)に直結し、合わない形状で無理に削ると、面がうねったり、狙った角度が出にくくなります。木工の荒取り〜整形では、基本の形状セットを押さえるだけで作業効率が大きく変わります。
・代表的な形状と用途(現場での“当て先”基準)
現場の実務で見落としがちなのが「大きい面ほど平だけ」ではない点です。例えば“角を立てたくない”仕上げでは、半丸の丸側で角をなでるだけで、面取りのラインが自然につながります(サンドペーパーより輪郭が崩れにくいのが利点)。
※形状の情報がまとまっている参考:木工ヤスリを「断面形状」と「目立方」で分類し、サイズや用途まで整理されています。
ハンズマン:ヤスリの種類・サイズ・特徴・用途(木工ヤスリの形状と分類)
同じ平ヤスリでも、仕上がりが粗くなったり妙に光ったりする差は「目(め)」の選び方で出ます。ヤスリ目は一般に荒目・中目・細目・油目の順に細かくなり、溝と溝の間隔が広いほど切削は速い一方で削り面は荒れやすい、と整理できます。
・目の選定を「工程」で固定すると迷いが減る
参考)やすりの種類と使い方
さらに重要なのが「目の種類(単目・複目など)」という別軸です。ヤスリ目には複目・単目・鬼目・シャリ目・波目などの種類があり、複目は一般的で切削量を稼ぎやすい一方、単目は仕上げ面をきれいにしやすい、という方向性で使い分けできます。
木工現場では金属ほど厳密に呼び分けないこともありますが、例えば“木口の硬い部分だけがテカる”ような症状が出たとき、目の細かさだけでなく「単目寄りの仕上げ」へ切り替える発想が効くケースがあります(最終は紙やすりに渡す前提でも、下地の均一性が上がります)。
木工ヤスリはサイズ(長さ)も実務の精度と疲労に直結します。木工ヤスリのサイズ例として150・200・300・350mmが挙げられており、長いほどストロークが取りやすく、面出しの“平均化”が効きやすい一方、取り回しは重くなります。
・持ち方と動かし方で差が出るポイント
木工の面出しでありがちな失敗は「端だけ削れる」ことですが、これはヤスリの加圧点が偏ると起きます。押し始めは柄側に、中央は均等に、終わりは先端側に、という意識で荷重を移すと、端ダレが減りやすくなります(機械加工後の手仕上げで説明される考え方ですが、木工の面にもそのまま効きます)。
木工ヤスリは切り粉が“目”に噛むと、一気に滑って削れなくなります。目詰まり時は真ちゅうブラシなどでヤスリ目に沿って切り粉を除去する方法が案内されており、運用としては「詰まったら即落とす」をルール化すると仕上げ面が安定します。
・目詰まりを減らす現場的なコツ
参考)ヤスリがすぐに目詰まりを起こします。
・「復活術」を知っておくと工具寿命が伸びる
木工でも、集成材や接着剤が絡む加工では、粉が“粘る”感じで詰まりやすいことがあります。そういう時は「削る前のチョーク」と「削った後のブラシ」をセット運用にすると、結果的にヤスリの切れ味が長持ちし、紙やすり工程の手戻りも減らせます。hozan+1
検索上位の解説は「形状」「目の粗さ」「使い方」に寄りがちですが、現場の建具・造作では最終的に紙やすりや塗装工程へ渡すことが多く、ヤスリ工程は“傷を消す”というより“次工程が消しやすい傷に揃える”発想が効きます。つまり、木工ヤスリの種類選定は「最終面」ではなく「次工程の効率」で評価すると、道具の組み合わせが決まりやすくなります。
・次工程を楽にする“傷の揃え方”の考え方
・“意外に効く”運用:ヤスリを「洗う」より「詰まらせない」
※目・形状・基本動作が体系的にまとまっている参考:目の種類や粗さ、作業時の動かし方(斜めがけ等)まで一通り確認できます。
ツボサン:ヤスリの特長と選定ポイント(目の種類・粗さ・使い方)

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