粘土状止水材 ベントナイト 打継ぎ 貫通部 施工

粘土状止水材 ベントナイト 打継ぎ 貫通部 施工

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粘土状止水材 ベントナイト 打継ぎ止水

粘土状止水材の基本と現場での押さえどころ
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粘土状止水材とベントナイトの性質

粘土状止水材の主成分であるベントナイトの膨潤性・自己修復性と、コンクリート打継ぎ部での止水メカニズムを整理します。

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打継ぎ・貫通部での使いどころ

地下外壁やスラブ、配管貫通部など、粘土状止水材のメリットが生きる部位と、他止水材との使い分けを具体例で解説します。

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施工時の注意点と意外な落とし穴

膨潤スペースの確保や施工タイミングなど、カタログに書かれにくい現場トラブルの原因と防ぎ方を紹介します。

粘土状止水材 ベントナイトの膨潤と止水メカニズム


粘土状止水材の多くは、主成分としてベントナイト系の無機質粘土を使用しており、水分と接触すると大きく膨潤する性質を持ちます。 この膨潤によってコンクリート硬化時の収縮や、打継ぎ部に生じる微細な間隙へと自ら入り込み、すき間を物理的に埋めることで止水性を発揮します。
ベントナイトは膨潤と乾燥を繰り返しても性能劣化が小さく、地下外壁など長期にわたって漏水リスクが続く部位でも半永久的な遮水効果を期待できる点が特徴です。 さらに、ベントナイト系止水材は膨張性ゴムなどと比べて膨張圧が穏やかで、コンクリートを割るほどの局所的圧力を発生させにくい「躯体にやさしい」材料として評価されています。kenzai-navi+1​

粘土状止水材 打継ぎ部での使い方と設計の考え方

コンクリートの打継ぎは、大規模構造物や地下躯体では避けて通れず、硬化収縮や打設条件によって必ずと言っていいほど打継ぎ面に微細な隙間が生じます。 その隙間から地下水や浸透水が侵入すると、仕上材の膨れ・鉄筋腐食・漏水クレームなどの原因となるため、打継ぎ部の止水設計は構造設計と同じレベルで重要視すべき要素です。
粘土状止水材は、この打継ぎ目にあらかじめ貼り付けておく「先付け型」の止水材として用いられ、コンクリート打設後に侵入してきた水分と反応して膨潤し、打継ぎ面の凹凸の奥まで入り込んで止水層を形成します。 設計段階では、使用部位の水頭差(地下水位)や想定クラック幅、周辺の止水ディテール(シール材・防水シート・外側防水層など)との役割分担を整理し、「粘土状止水材にどこまで止水責任を持たせるか」を図面上で明確にしておくことが肝心です。o-shimaya+3​

粘土状止水材 貫通部・打継ぎ以外の適用と他止水材との使い分け

地下外壁の配管貫通部やスリーブ周りは、打継ぎと同様に漏水リスクが高い部位であり、粘土状止水材をパテ状・ひも状に成形して巻き付けたり、隙間に充填したりすることで止水性能を高めることができます。 このとき、単独で完結させるのではなく、シーリング材や防水塗膜、パッキン材など他の止水手段と組み合わせる多重防水とすることが、長期的な信頼性を確保するうえで有効です。
一方で、大きな開口や目地幅が一定しない部位では、伸縮追従性に優れたシーリング材やゴム系膨張止水材、PVC止水板などの方が適している場合も少なくありません。 粘土状止水材は、あくまで「微細な隙間を自動で埋め続ける」役割に強みがあるため、構造的な動きが大きい部位や、クラック幅が大きく想定される箇所では他の止水材を主役とし、ベントナイト系を“二線級の安全弁”として配置するという考え方が合理的です。shintoa-tosou+1​

粘土状止水材 施工手順の要点と意外なNG例

粘土状止水材の施工は「下地清掃→位置決め→押さえ付け→保護」の流れが基本で、特別なプライマーや下地処理を要さないタイプも多く、熟練度に左右されにくい簡易施工がメリットです。 ただし、付着面にレイタンスや泥、油分が残っていると膨潤前に剥離しやすくなるため、ワイヤーブラシや高圧水洗などでコンクリート素地を露出させてから貼り付けることが、カタログ以上に重要なポイントになります。
意外なNG例として、粘土状止水材を打継ぎ面いっぱいに隙間なく敷き詰めてしまい、膨潤余地が確保されていないケースがあります。膨潤スペースが無いと、止水材が外側に逃げ場を失って局所的な圧力を生じ、かえって浮き上がりや剥離を招くことがあります。 また、コンクリート打設時にバイブレーターを過度に接近させると、粘土状止水材が流されて所定位置からずれる場合もあるため、「型枠側からの軽い押さえで位置保持→打設時は直接振動を当てない」といった施工ルールを現場で共有しておくと安心です。takumi-probook+1​

粘土状止水材 現場クレームから学ぶ独自のチェックポイント

漏水クレームの現場を振り返ると、「止水材そのものの不良」よりも、「ディテールの読み違い」や「境界部の継ぎ目処理不足」が原因であるケースが多いと報告されています。 たとえば、打継ぎ用の粘土状止水材は正しく施工されていても、止水ラインが隣接する目地シールや防水層と連続しておらず、わずかな“切れ目”から水が迂回流入してくるといった事例です。
独自のチェックポイントとして有効なのが、「止水ラインを平面図と断面図の両方で“指でなぞれるか”を確認する」という方法です。 打継ぎ用の粘土状止水材、配管貫通部のパテ状止水材、目地シール、防水シートなどを一連のルートとして辿り、どこかで途切れていないかを設計・施工・検査の各段階で可視化すると、紙面だけでは見落としがちなバイパス経路を事前に潰すことができます。 また、打設後の事前検査として、打継ぎラインに沿った簡易散水試験や、漏水箇所に対するドリル穿孔+再止水といった対症療法の手法をあらかじめ決めておくと、万一の際の対応スピードが大きく変わります。o-shimaya+3​
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