オービタルサンダー ペーパー 番手 選び方 使い方

オービタルサンダー ペーパー 番手 選び方 使い方

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オービタルサンダー ペーパー 番手

オービタルサンダー ペーパー 番手の要点
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番手は「粗い→細かい」が基本

小さい番手ほど粗く削れ、大きい番手ほど細かく整います。作業は基本的に段階を踏んで番手を上げます。

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塗装前は「足付け」がゴール

削り過ぎて段差を作るより、密着しやすい均一なキズ(足付け)を作ることが重要です。

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JISとP(FEPA)表記の混在に注意

#表記だけで同じ粗さと思い込むと、仕上がりの差や手戻りが出ます。現場では表記体系も確認します。

オービタルサンダー ペーパー 番手の意味と番手


オービタルサンダーの仕上がりは、ほぼ「ペーパーの番手」で決まります。番手は研磨材(砥粒)の粒子の大きさ=粗さを表し、一般に数字が小さいほど粗く、大きいほど細かくなります。番手の基本を誤解すると、削れない・キズが消えない・塗装が荒れるといった典型的な手戻りにつながります。


現場でよく見る「#120」「#240」のような表記は、番手(メッシュ)として扱われ、作業者同士の共通言語になっています。一方で、規格としてはJISでは「P」を付けた粒度表記(例:P240)が用いられることがあり、流通する研磨紙では#とPが混在します。たとえば耐水研磨紙では、同じ数字の“#”と“P”が完全一致とは限らないため、材料や工程がシビアなときほど表記を見て揃えるのが安全です。


番手の考え方を一段深掘りすると、「粗い番手=速いがキズが深い」「細かい番手=遅いがキズが浅い」というトレードオフです。オービタルサンダーは比較的仕上げ寄りの工具なので、“削り量”を稼ぎたい場面では無理に押し付けず、番手を下げる(粗くする)ほうが結果的に早く、面も崩しにくいことが多いです。押し付けで削ろうとすると、発熱・目詰まり・ペーパー寿命低下が同時に起こりやすくなります。


また、番手は「1枚で完結」させるより、工程を分けるほうが品質とスピードが両立します。粗い番手で形を作り、次の番手で粗いキズを消し、最後に塗装・接着・化粧のための肌を作る、という流れです。オービタルサンダーの強みは“均一な面”を作りやすい点なので、番手の段取りがそのまま道具の性能を引き出す段取りになります。


オービタルサンダー ペーパー 番手の選び方

番手選びを迷わないコツは、「いま何を達成したいか」を一言で決めることです。代表例は次の3つで、同じ木材でも目的が違えば番手が変わります。


✅目的別の考え方(例)

  • 形を直す(段差・ダレ・接着剤のはみ出し除去):粗めから入る
  • 下地を整える(毛羽・小さな凹凸の均し):中目中心
  • 塗装の足付け・仕上げ:細目中心

番手レンジの目安として、一般的なサンドペーパー解説では「#40~#100=荒目」「#120~#240=中間」「#280~#400=仕上げ寄り」「#1000以上=超細目」といった分け方が紹介されています。特に木部では#120~#240が“下地づくりの主戦場”になりやすく、塗装前の微調整に#280~#400を使う流れがよく出ます。


ただし「細かい番手ほど美しい」は半分正解で、半分は危険です。塗料や接着剤は、適度な“食いつき”が必要なので、必要以上にツルツルにすると密着が落ちるケースがあります。現場感覚で言えば、塗装前は“艶を出す”のではなく、“均一に曇らせる(足付け)”ことがゴールです。番手を上げすぎるのは、見た目は良くても不具合の種になることがあります。


オービタルサンダーでの番手選びは、材料と仕上げの組み合わせでも変わります。木材なら木目に沿った研磨が基本で、番手を上げるほど木肌の表情が整います。金属や塗膜面では、耐水ペーパーや空研ぎやすりなど“ペーパーの種類”も同時に効いてくるため、「番手だけ」ではなく「種類×番手」のセットで考えると失敗が減ります。


オービタルサンダー ペーパー 番手の使い方と番手

番手の使い方で最も重要なのは、「一気に飛ばさない」ことです。粗い番手のキズは深く、次工程で細かい番手にしても、前工程の深いキズが消えきらずに残ります。特に塗装後にキズが“浮き上がる”現象は、番手飛ばしが原因になっていることが多いです。


実務で使いやすい「番手上げ」の目安として、粗い番手から細かい番手に変えるときは、おおむね約1.5倍~2倍程度ずつ上げる考え方が紹介されています。例えば#80→#120→#180→#240→#320のように段階を刻むと、前工程のキズ消しが合理的になり、オービタルサンダーの面出し性能も活かせます。逆に#80→#240のように飛ばすと、#80の深いキズが残りやすく、どれだけ#240を当てても消えない“しつこい線キズ”になります。


作業の段取りとしては、次の手順が安定します。


🧰番手運用の基本手順

  • 粗い番手:面の不陸を取り、形を作る(削る)
  • 中間番手:粗いキズを消し、面を均す(整える)
  • 仕上げ番手:塗装・接着・化粧のための肌にする(足付け・仕上げ)

さらに意外と効くのが、「番手を上げるタイミングで粉を落とす」ことです。研磨粉が残ったまま次の番手へ行くと、粉が砥粒のように噛んで引っかき傷の原因になったり、目詰まりを早めたりします。現場ではブロワ・掃除機・ウエスのいずれでもよいので、工程間の清掃を“番手交換の儀式”にしてしまうと品質が安定します。


また、耐水ペーパーの表記規格には日本・米国・ヨーロッパで差があることが示されており、同じ数字でも粒径が同一ではない場合があります。材料や仕上がりがシビアな仕事(補修塗装の肌合わせ、金物の見切り部など)では、番手だけでなく「JIS」「P(FEPA)」のどちら表記かを確認し、同一体系で揃えることが重要です。


【耐水研磨紙の番手表示と砥粒径(JIS/FEPA/米国)対応表が載っている(表記の違いの確認に有用)】
https://www.sankei-coltd.co.jp/technical/%E8%80%90%E6%B0%B4%E7%A0%94%E7%A3%A8%E7%B4%99%E3%81%AE%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E8%A6%8F%E6%A0%BC%E3%81%A8%E7%A0%A5%E7%B2%92%E5%BE%84/

オービタルサンダー ペーパー 番手の塗装と番手

建築の現場では、木部の塗装前研磨・塗装間研磨・部分補修などでオービタルサンダーが頻繁に出番になります。塗装関連で重要なのは「削って平らにする」より「密着を作る」ことで、これが番手選定の軸になります。


塗装前の下地づくりでは、#120~#240あたりが扱いやすいゾーンとして解説されることが多く、素材の状態が悪いほど低い番手(粗め)から入るのが合理的です。例えば表面がざらつく・接着剤が付着しているなど“異物や荒れ”がある場合、#80などの粗い番手から始めると効率が良い、という説明があります。逆に、最初から細かい番手で始めると削れず、作業時間が延びた末に、押し付けや発熱でムラを作ることもあります。


塗装前研磨のゴールは、表面を均一にして、塗料が乗るための微細なキズを作ることです。ここで注意したいのが、番手を細かくし過ぎることで“足付け不足”になるケースです。特に旧塗膜の上に重ねる場合、塗膜が硬くて滑りやすいので、適切な粗さを残した方が密着が安定します。


塗装間研磨(上塗り前の軽い研磨)は、ゴミ噛みや刷毛目の頭を落とす目的で、削り過ぎない番手を選びます。ここで粗い番手を使うと、研磨キズが上塗りで隠れず、斜光で“研磨目”が出る原因になります。現場では「目立つキズを作らない」ことが最優先なので、研磨は軽く、回数を減らし、番手は必要最小限に粗くしないのが安全です。


【番手の粗い順に使う・番手上げは1.5~2倍目安など、番手運用の基本がまとまっている(手順設計の参考に有用)】
https://www.askul.co.jp/f/special/product_column/sandpaper/

オービタルサンダー ペーパー 番手の独自視点と番手

検索上位では「番手の一覧」や「用途別の目安」が中心になりがちですが、建築従事者の現場では“番手の取り違え”が地味に痛い事故になります。特に複数人作業・応援入り・段取り替えが多い現場では、「同じ見た目のペーパーが混ざる」ことが普通に起きます。そこで、仕上がりを守るための独自視点として、番手管理の運用を提案します。


✅番手の取り違えを防ぐ運用(現場向け)

  • ペーパー裏面に太字で「#120」「#240」などと油性ペンで記入する(開封直後にやる)。
  • 同じサンダーでも工程専用に“番手固定日”を作る(例:午前は#120固定、午後は#240固定)。
  • 袋・ケースを番手別に色分けする(色テープでも可)。
  • 1日の最後に“目詰まり・破れ”を理由に廃棄ルールを決め、半端在庫を減らす。

この運用が効く理由は、番手ミスが「見た目では気づきにくい」からです。粗い番手を当ててしまうと、その場では削れて気持ちよく見えても、塗装やクリアで一気にキズが浮き、手直しが広範囲になります。逆に細かすぎる番手を当てると、作業が進まず、押し付けや滞留で“面が波打つ”ことがあります。


もう一つ、意外と知られていないのが「同じ#240でも、紙・布・ネット・耐水など基材が違うと当たり方が変わる」点です。番手の数字が同じでも、目詰まりのしやすさや“切れ味の持続”が違うため、「今日は削れないな」と感じたら番手を疑う前に“種類の違い”を疑うのも有効です。粉が多い材料・パテ・塗膜は目詰まりしやすいので、ネット系や目詰まりしにくいタイプを使うだけで、番手選定のストレスが減ります。


最後に、番手選定の判断を早くするための“現場メモ”を置いておきます。これは絶対の正解ではありませんが、迷ったときに戻れる基準として役に立ちます。


📝番手の即決メモ(例)

  • 荒れ・段差・はみ出しがある:#80~#120を検討
  • 下地を整えて塗装に行きたい:#120~#240を中心に段階研磨
  • 足付けだけで塗装密着を作りたい:#240~#400を中心に軽研磨
  • 規格表記が混在している:#とP(FEPA/JIS)を揃える、粒径表を確認

この“運用”まで含めて設計すると、オービタルサンダーとペーパー番手の知識が、単なる知識で終わらず「手戻りを減らす仕組み」になります。建築現場の品質は、腕前だけでなく、こうした小さなルールで安定していきます。




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