ザグリ穴寸法 表記と図面 記号 深さ 直径

ザグリ穴寸法 表記と図面 記号 深さ 直径

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ザグリ穴寸法 表記

ザグリ穴寸法 表記の要点
📌
直径と深さをセットで

基本は「穴径」と「ザグリ径」、必要に応じて「深さ」を同時に示し、加工者の解釈差を消します。

⚠️
ザグリと深ざぐりは別物

JISの考え方では、深さを指定しないのが「ざぐり」、深さを指定するのが「深ざぐり」です。

🛠️
CAD時代の表記ルール

改正で直列・並列など表記の自由度が増えた一方、社内ルールで統一しないと事故が起きます。

ザグリ穴寸法 表記の記号と直径と深さ


図面で「ザグリ穴寸法 表記」を一義にする最短ルートは、(1)貫通/下穴など“元穴”の直径、(2)ザグリ部の直径、(3)必要なら深さ、の3点を同じ指示の中に揃えることです。JIS機械製図では、穴の深さは「穴の直径を示す寸法の次に、深さを示す記号に続けて深さ数値」を書くのがよい、と整理されています。特に重要なのは「深さ」の定義で、ドリル先端の円すい部などは含めず、円筒部の深さとして扱う点です。深さの考え方がズレると、止まり穴+座ぐりで座面が出ず、締結不良に直結します。


また、JISの説明では「キリ」と「Φ(直径記号)」の意味が違う、という点が現場で地味に効きます。例えば「10キリ」は“Φ10のドリルを使う指示”で、加工後の穴径Φ10が保証される意味ではありません。一方で「Φ10」は“加工後の穴直径の要求”なので、同じ数字でも意図が異なります。ザグリと組み合わせるとき、元穴が「キリ」なのか「Φ」なのかで、後工程(リーマ仕上げ、位置決めピン併用など)の整合が崩れることがあります。


実務では、次のように「読まれ方」を先に決めて書くとミスが減ります。


  • 元穴がドリル加工で良い:例)「10キリ」+ザグリ指示(仕上がり保証は普通公差の範囲)
  • 元穴径を保証したい:例)「Φ10 H7」など(はめあい公差)+ザグリ指示
  • 止まり穴:穴径の後に深さ記号+深さ数値を必ず付ける(円すい部を含めない深さの前提)

参考(JIS改正・穴寸法の要点/「キリ」と「Φ」の違い、深さ定義、ざぐり表記のポイントがまとまっています)
2D図面の“一義性”を考える:寸法補助記号と穴寸法の表し方

ザグリ穴寸法 表記のざぐりと深ざぐり

「ザグリ穴寸法 表記」で混乱が多いのが、“ざぐり”と“深ざぐり”の使い分けです。JIS解説のポイントとして、ざぐりは深さを指定しないのに対し、深ざぐりは深さを指定する、という違いが示されています。つまり「浅い・深い」という形状イメージの差ではなく、「深さ寸法を要求するかどうか」が言葉の本質です。


ただし現実の図面では、六角穴付きボルトキャップボルト)の頭を沈める段付き穴も、口頭では「ざぐり」と呼ばれがちです。呼び方がブレる環境ほど、図面上は“記号+数値+深さ”まで落とし込んで、会話に頼らない設計に寄せるのが安全です。


さらに意外な落とし穴として、鋳造品・鍛造品の黒皮除去の“座面確保”を目的としたざぐりでも、ケースによっては深さを指示する扱いがあり、浅い場合は形状の図示を省略してよい、という考え方が示されています。ここを知らないと、「ざぐり=段付き穴(ボルト頭を隠す)」だけで理解して、必要な“平面確保”が工程から抜ける事故が起きます。


設計チェックでの実務的な確認項目(おすすめの順番)。

  • ざぐりの目的は座面確保か、ボルト頭沈めか。
  • 深さが要求値か、加工目安か(要求なら深さ記号で管理する)。
  • 反対側基準で底位置管理が要るか(要るなら反対面からの寸法線で拘束)。

ザグリ穴寸法 表記の直列と並列

CAD環境が一般化してから、穴とざぐりの書き方は「昔の簡略表記」から「CADの表現力を活かす表記」へ移っています。JIS改正の流れとして、穴寸法やざぐり寸法の表記は、直列(同じ行に続けて書く)でも、並列(改行して段組みで書く)でもよい、という扱いが紹介されています。表記自由度が増えたのは便利ですが、逆に社内ルールがないと、人によって読み癖が出てミスが増えます。


実務で事故が出やすいのは、「直列で書いたつもりが、加工者は別指示だと思った」「改行したら、上段が“別の穴”に見えた」など、“視線誘導”の問題です。とくに複数穴(同一寸法の穴が多数並ぶ)では、総数×穴寸法のルールと組み合わせるため、見た目の整理が重要になります。


おすすめは、社内で次のどちらかに固定し、例示を図枠の注記や設計標準に置くことです。


  • 直列派:短いが読みにくくなるため、矢印の指し先と参照線の整理を徹底する。
  • 並列派:視認性が高いが、どの穴に紐づくかを必ず引出線で明確化する。

参考(2010年以降の改正に触れつつ、穴・ざぐり・深さなどの表し方の“改行OK”などの考え方が整理されています)
穴の寸法の表し方(JIS機械製図)

ザグリ穴寸法 表記の皿穴と皿ざぐり

ザグリの近縁として、皿穴(皿ねじ用)と皿ざぐりがあります。JISの説明では、皿ざぐり穴は「皿穴の直径を示す寸法の次に、皿ざぐり穴を示す記号に続けて、入り口直径の数値」を記入し、必要があれば開き角と深さも書く、という整理がされています。ここで重要なのは、段付きの“深ざぐり”とは違い、皿穴は角度(一般的には90°)が機能に直結する点です。


皿ねじは、頭が円すい形状で面圧が立ち上がるため、角度が合わないと次のようなトラブルが出ます。


  • ねじ頭が浮いて、締結後にガタが残る。
  • ねじ頭が沈みすぎ、座面の肉厚が不足して割れやすくなる。
  • 外観面(意匠面)で頭の座りが悪く、品質クレームになる。

また、皿穴は工具・加工条件で入口がダレやすく、表面処理(塗装、アルマイト等)後に頭が出る、逆に沈む、といった“工程間の寸法変動”が起きやすいのも現場感として重要です。図面の「皿ざぐり」指示は、直径・角度・深さ(必要なら)を組で持たせ、現場の“適当な面取り”に見えないようにするのがコツです。


ザグリ穴寸法 表記の独自視点:深さ定義と検査

検索上位の記事でも触れられがちですが、実務で見落とされやすい独自の論点として「深さの定義を検査が再現できる形にしているか」があります。JISの深さ定義は“円すい部を含まない円筒部の深さ”という考え方なので、加工者と検査員が同じ基準で測れないと、合格・不合格が日によって揺れます。特に深ざぐりの底がフラットでない(工具摩耗、ビビリ、切粉噛み)場合、深さ測定の当たり面が一定にならず、測定値が散りやすくなります。


そこで、設計側ができる工夫があります。例えば「底面はフラット前提で機能が出る」なら、深さ寸法だけでなく、底面粗さや工具逃げ(底R許容)を注記で縛ると、検査が安定します。逆に「底面の状態は問わず、ねじ頭が沈めばよい」なら、深さの数値管理よりも“沈み量(頭の上面位置)”を管理特性にするほうが合理的な場合もあります(組立後の機能に直結するため)。


現場と揉めないための“伝え方”の例(図面注記や仕様書に入れやすい表現)。

  • 検査基準:深さは円筒部基準(ドリル先端円すい部を除外)で測定する。
  • 機能基準:ボルト頭上面が面一、または面下○○以内になること。
  • 加工基準:底面の工具逃げ(R)許容、面粗さの要求有無を明記する。

この視点を入れると、「ザグリ穴寸法 表記」が“書けている図面”から、“揉めない図面”へ一段上がります。設計・加工・検査の3者で同じ言葉を使っても、同じ測り方になっていないのが、現場のトラブルの本質だからです。




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