防カビ添加剤 建材 塗料 JIS 防カビ性能

防カビ添加剤 建材 塗料 JIS 防カビ性能

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防カビ添加剤 建材 塗料 JIS

防カビ添加剤の全体像
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建材・塗料とカビリスク

高断熱・高気密化で増えるカビリスクと、防カビ添加剤が効きやすい部位・効きにくい部位の違いを整理します。

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JIS試験と防カビ性能の読み方

JIS Z 2911などのかび抵抗性試験や評価スコアの意味を、施工者目線で解説します。

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シックハウスとVOCの注意点

防カビ添加剤に伴うVOC・化学物質とシックハウスの関係、リスクを抑える設計・施工の工夫を紹介します。

防カビ添加剤 建材 塗料の基礎知識と特徴


防カビ添加剤は、塗料や建材に微量添加して材料表面にカビが繁殖しにくい環境をつくるための機能性化学物質で、多くは有機系防カビ剤や金属系抗菌剤のブレンドとして設計されています。 高断熱・高気密住宅や集合住宅の共用部では、結露や湿気が滞留しやすい部位に使われる塗料へ防カビ添加剤を組み合わせることで、清掃頻度を減らしつつ美観と衛生環境を維持しやすくなります。
建材分野でよく利用されるのは、水性塗料用の防カビ防藻添加剤で、塗料に所定量を混合することで数千種規模のカビや細菌、藻類に対して発育を抑制する効果を持つ製品もあります。 一方、添加量や相溶性が不適切だと、塗膜の耐久性や仕上がりに悪影響が出たり、期待した防カビ性能が得られないケースもあるため、メーカー推奨の配合比と対象下地を確認することが重要です。astecpaints+2​
防カビ添加剤が特に有効なのは、浴室や洗面所、北側外壁、軒裏、共用廊下天井など、恒常的に湿度が高くカビ曝露が続く環境で、ここでは通常の塗料だけでは短期間でカビが再発しやすくなります。 逆に、乾燥環境での使用や通風・日射が十分な場所では、防カビ添加剤よりもディテール設計や通気計画のほうがカビリスク低減に効きやすく、コストバランスの観点からも使用部位の見極めが求められます。karumoa+3​
施工現場では、防カビ添加剤が「万能薬」のように扱われることがありますが、実際には対象とする菌種や環境条件ごとに効き方が大きく異なり、試験データの読み違いが過剰な期待やクレームの原因になることもあります。 特にリフォームや改修工事では、既存下地に残存するカビや汚染物質の物理的除去と組み合わせなければ、防カビ添加剤だけでは十分な再発抑制効果を得にくい点に留意する必要があります。boken+2​

防カビ添加剤 JIS Z 2911など防カビ性能試験のポイント

防カビ添加剤の性能評価でよく参照されるのが「JIS Z 2911 かび抵抗性試験方法」で、繊維製品やプラスチック、建材などさまざまな材料のカビの生えにくさを確認するための規格です。 試験では、代表的なカビ菌を材料表面に接種し、温度・湿度を管理した条件下で一定期間培養し、目視や顕微鏡観察で発育の程度を0〜5段階などで評価します。
JIS規格では、5群13菌のうち3〜5菌に対して有効であれば規格準拠の防カビ剤と認定されますが、実際の建築現場では約60種類程度のカビが問題になるとされており、13菌だけに効く製品では十分な体感効果が得られない場合があります。 一部の高機能防カビ添加剤では、JISの試験菌13種に加え、建築物から頻繁に検出される57種類を含む約700種以上、さらには約2000種ものカビ・細菌・藻類に対して抑制効果を確認した事例もあり、スペックの幅が大きい点は見逃せません。u-kenzai+2​
また、防カビ性能を短時間で比較するために用いられる「JIS L 1921」は、主に繊維製品向けの試験で、ATP量を測定してカビの増殖抑制や死滅効果を定量的に評価する手法です。 ただし、JIS L 1921の結果とJIS Z 2911の結果には相関がないとされており、一方で合格していても他方では期待した防カビ性が確認できないケースがあるため、どの試験でどの環境条件が再現されているかを確認することが肝心です。kabi+1​
施工者がカタログを読む際は、「JIS Z 2911 合格」とだけ書かれているか、「どの菌群に対してどのグレードで合格しているか」「追加の社内試験で何種類まで評価しているか」など、記載の具体性をチェックすると選定の精度が上がります。 さらに、防カビ性能マークとしてSIAAの防カビ加工マーク取得に必要なデータを持つかどうかも、第三者評価として参考になるポイントです。astecpaints+2​
にしん検査センター「かび抵抗性試験 JIS Z 2911」の解説ページ。JIS Z 2911試験概要と評価基準の詳細解説部分の参考リンク。


かび抵抗性試験 JIS Z 2911 | 一般財団法人ニッセンケン品質評価センター

防カビ添加剤 VOC シックハウスと安全性の考え方

防カビ添加剤を含め、建材や塗料に使われる化学物質の一部は揮発性有機化合物(VOC)として室内に放散され、化学物質過敏症やシックハウス症候群の一因になり得ます。 厚生労働省はホルムアルデヒドやトルエンキシレン、テトラデカンなど多数のVOCについて室内濃度指針値を示しており、総揮発性有機化合物量(TVOC)についても暫定目標値が設定されています。
シックハウス対策としては、低VOC・F☆☆☆☆相当の建材選定や換気計画が一般的ですが、日常生活で使用される防カビ剤や防虫剤、芳香剤、化粧品なども化学物質を含むため、トータルの曝露量で考える必要があります。 特に小児や高齢者、化学物質過敏症の既往のある居住者がいる住宅では、防カビ添加剤に頼りすぎず、通気・排湿・断熱ディテールを優先してカビリスクを下げ、そのうえで必要最小限の防カビ性能を持つ塗料を選ぶアプローチが望ましいといえます。hmdesign+2​
意外なポイントとして、VOCそのものを吸着・分解する内装材や仕上げシステムの中には、JISによってダニ忌避やカビ抑制効果も確認されているケースがあり、防カビ添加剤頼みではない空気環境改善の選択肢も存在します。 一見すると「化学物質=悪」ととらえられがちですが、適切な規格管理と濃度制御のもとで機能性化学物質を組み合わせることで、トータルの健康リスクを下げる設計も可能になる点は、設計者・施工者が押さえておきたい視点です。hmdesign+1​
VOCとシックハウスの原因物質一覧、指針値、建材との関係を詳しくまとめた解説部分の参考リンク。


VOCが原因とされる化学物質過敏症やシックハウス症候群

防カビ添加剤 建材への組み込み事例と設計上の注意

建材メーカーの中には、防カビ性能をもつ天井材やボード類を開発し、基材そのものの調湿機能と防カビ塗装を組み合わせて高い防カビ性能を実現している事例があります。 例えば、けい酸カルシウム板基材に独自の防カビ塗装を施した不燃天井材では、調湿性によってカビが好む高湿度状態を抑えつつ、防カビ剤が表面でのカビの定着を阻止するという二重のメカニズムが採用されています。
このような専用建材は、浴室・洗面脱衣室・トイレ・厨房周りなど高湿度環境に適し、天井裏の結露や有機汚れとの組み合わせによるカビ発生を抑えるうえで有効です。 一方で、建材自体に防カビ性能があっても、周辺の納まりや換気計画が不十分で長時間の結露が発生するような環境では、ジョイント部や他材料との取り合いからカビが出る可能性があり、防カビ添加剤のみで問題を解決しようとしない姿勢が重要です。karumoa+1​
防カビ添加剤を塗料に後添加するタイプの製品では、対象となる下塗り材・上塗り材の種類に応じた推奨添加量が決められており、対応素材に準じて使用することが求められます。 特に水性系塗料の場合、pHや樹脂種類、可塑剤との相性によって防カビ成分の溶解性や分散性が変化し、防カビ剤が塗膜中に均一に分布しないと、塗膜の一部だけがカビやすくなる斑ムラが発生するリスクもあります。u-kenzai+1​
また、防カビ添加剤の効果を最大限活かすには、施工前の下地処理として既存のカビを洗浄・除去し、必要に応じてアルカリ性洗浄剤高圧洗浄でバイオフィルムを落としておくことが不可欠です。 既にカビ糸が深く侵入している部位では、表層だけの処理ではすぐに再発するため、部分的な下地交換や通気層の見直しなど、構造的な対策と組み合わせる判断が求められます。boken+2​
防カビ性能を持つ天井材「カビテクト」の特長や仕様、適用部位、価格の情報がまとまっている製品紹介部分の参考リンク。


防カビ性能をもつ天井材「カビテクト」を発売 | アイカ工業株式会社

防カビ添加剤 建築従事者のための実務的な選定・提案のコツ

防カビ添加剤を含む塗料・建材を選定する際、建築従事者としてまず確認すべきは「どの試験規格で評価され、どの菌群にどのグレードで効いているか」というスペックの中身です。 カタログ上で「防カビ性 合格」とだけ書かれている場合は、JIS Z 2911なのかJIS L 1921なのか、あるいは社内試験ベースなのかを確認し、必要に応じてメーカーに試験成績書の閲覧を依頼することで、顧客説明やトラブル防止に役立ちます。
次に重視したいのが、対象部位ごとのコストとライフサイクルのバランスで、例えば共用廊下の天井や外壁の北面など高頻度でカビが出やすい部位には高性能な防カビ添加剤入り塗料を、日射と通風が良好な面には標準塗料+設計配慮といったメリハリをつける手法が有効です。 さらに、定期清掃や再塗装のサイクルまで含めたトータルコストで比較すると、初期費用の高い防カビ仕様が長期的には安価になるケースもあり、顧客への提案資料では清掃頻度や再塗装周期のシミュレーションを添えると説得力が増します。aica+3​
独自視点としては、「防カビ添加剤を使う前提」を一度疑い、建物全体の湿気・空気の流れを俯瞰することが重要です。 例えば、脱衣室のカビ対策で壁や天井に防カビ塗料を指定する前に、換気扇の能力と運転時間、ドアアンダーカットの有無、浴室からの湿気漏れを検証し、それでもリスクが残る箇所に絞って防カビ添加剤入り仕様を採用する方が、健康リスク・コスト・見た目の三つのバランスが取りやすくなります。karumoa+1​
さらに、学校や病院、高齢者施設など衛生要求が高い施設では、防カビ性だけでなく抗菌性や清掃性(汚れが落ちやすい表面性状)も同時に求められることが多いため、防カビ添加剤単体ではなく複合機能を持つ仕上げ材を比較検討する価値があります。 このとき、SIAAマークなど第三者認証の有無や、実際に同種施設での使用実績をヒアリングしておくと、設計者・監理者としての説明責任を果たしやすくなります。nissenken+2​




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