外壁用上塗り塗料 種類 比較 耐久性 選び方

外壁用上塗り塗料 種類 比較 耐久性 選び方

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外壁用上塗り塗料 種類と選び方

外壁用上塗り塗料の全体像
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主要樹脂ごとの特徴整理

アクリル・ウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素・無機など、外壁用上塗り塗料の代表的な樹脂系統と耐用年数・価格帯の関係を俯瞰します。

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外壁材と塗料の相性

窯業系サイディング・モルタル・金属サイディング・ALCなど、外壁材ごとに相性の良い上塗り塗料の選び方を整理します。

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仕様書に落とし込む視点

耐候性・低汚染・防かび・遮熱・環境配慮など、機能面を踏まえた仕様書記載のポイントと、提案時の説明の仕方を解説します。

外壁用上塗り塗料 アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機の基本性能


外壁用上塗り塗料を樹脂別に整理すると、現在の現場ではアクリル・ウレタン・シリコン・ラジカル制御形・フッ素・無機の6系統が基本軸になります。これに水性か油性(溶剤系)か、一液型か二液型かという切り口が加わり、選定のバリエーションが増えているのが実情です。
アクリルは初期コストを抑えられるものの、外壁用上塗り塗料としては耐用年数が短く、現在は部分補修や仮設建物など限定的な用途に絞られるケースが多くなっています。一方、ウレタンは柔軟性と密着性が高く、雨どい・木部・鉄部など細部に強みがあり、外壁全面というより「付帯部向けの上塗り」として位置付けられることが増えています。nuri-kae+2​
外壁のメインとして主流なのはシリコンとラジカル制御形で、価格と耐久性のバランスに優れ、戸建て塗り替えでは「標準グレード」として説明されることが多くなっています。さらに長期耐候を求める案件ではフッ素や無機が候補となり、特に無機系は高耐候・低汚染・防かび性能などを訴求した高付加価値ゾーンとして採用が増えています。zeenb.astecpaints+1​
外壁用上塗り塗料を性能と価格のマトリクスで整理すると、アクリル<ウレタン<シリコン≒ラジカル<フッ素<無機というイメージでオーナーに説明しやすくなります。ただし、カタログの耐用年数は下地や塗り回数、期待する美観レベルで大きく変動するため、「あくまで比較用の目安」として伝えるのが現実的です。nuri-kae+1​

外壁用上塗り塗料 外壁材ごとの相性と仕様の考え方

外壁用上塗り塗料は、外壁材との相性を外してしまうとカタログどおりの性能を発揮できず、早期チョーキングやひび割れ、膨れの原因になります。窯業系サイディングでは、コーキング部の保護と低汚染性を重視し、防水性と遮熱性を兼ね備えたシリコン・ラジカル・フッ素・無機系が選ばれるケースが多くなっています。
モルタル系(リシンスタッコ)はクラックが発生しやすく防水性能も落ちやすいため、外壁用上塗り塗料としては弾性タイプや防水形複層仕上げの上塗りを組み合わせる仕様がよく用いられます。この場合、微弾性フィラー~中塗り~上塗りのシステム全体で防水性能を確保する、という意識で仕様書を組み立てることが重要です。


参考)プロが教える!外壁塗装の種類と自分に合った塗装の選び方

金属サイディングではサビ対策が必須で、防さび下塗りとの組み合わせを前提に、外壁用上塗り塗料はシリコン・フッ素など耐候性と密着性に優れたものが選ばれます。弾性系の厚膜塗料は熱膨れを起こしやすいため避けるべきとされ、仕様書段階で「防水形は不可」などの条件を明記しておくとトラブル防止につながります。

ALCは多孔質で吸水性が高いため、外壁用上塗り塗料だけでなく、下塗りに高浸透シーラーやフィラーを挟んで含水を抑える仕様がよく採用されています。長期的な雨水浸入を防ぐという意味では、無機やフッ素など高耐候上塗りとの相性が良く、併せて目地や開口部まわりのシーリング計画をセットで検討することが求められます。

外壁用上塗り塗料 水性・油性 一液・二液の違いと選び分け

外壁用上塗り塗料を選ぶ際、水性か油性(溶剤系)か、一液型か二液型かの違いは、現場の安全性・環境負荷・工期・仕上がりに直結するポイントです。水性はVOC排出量が少なく、においも抑えられるため、住宅密集地や学校・病院など周辺環境への配慮が必要な現場で選ばれやすくなっています。
油性(溶剤系)は浸透性や密着性、乾燥スピードで優れ、低温期や高湿度期でも安定した塗膜を作りやすいというメリットがあります。既存塗膜との相性がシビアな下地、金属系外壁、経年劣化が進んだ下地などでは、外壁用上塗り塗料も含めて溶剤系を採用し、施工不良リスクを抑えるケースが多いです。familykobo-co+1​
一液型は可使時間の制約が少なく、攪拌もシンプルで、戸建てリフォームなど少人数・変則納まりの多い現場で扱いやすいのが特徴です。二液型は硬化剤との反応で強靭な塗膜を形成するため、外壁用上塗り塗料としては高耐候グレードや工場・大型施設など高負荷環境で採用されることが多く、配合ミスや可使時間の管理が現場品質のカギになります。


参考)外壁塗装マスターガイド: ポリマーと木部を守る選び方

外壁用上塗り塗料の仕様書を作成する際は、「居住環境への配慮から水性一液シリコン」「低温期施工のため溶剤二液フッ素」など、なぜその系統を選んだかを明文化しておくと、施主説明やトラブル発生時の説明がスムーズになります。familykobo-co+1​

外壁用上塗り塗料 ラジカル制御・低汚染・遮熱など高機能系の活かし方

近年の外壁用上塗り塗料では、ラジカル制御形シリコンやフッ素、無機ハイブリッドなど「高耐候+機能付加」をうたう製品が増えており、建築従事者側にも説明力が求められています。ラジカル制御形は、顔料由来のラジカル(劣化因子)の働きを抑えることでチョーキングを遅らせ、従来のシリコンより一段高い耐候性を狙った設計になっています。
低汚染型外壁用上塗り塗料は、親水性や防汚性を高めることで、雨水で汚れを洗い流すセルフクリーニング機能を持たせたものが代表的です。意匠性サイディングをクリヤー塗装で保護する場合など、汚れの蓄積がデザイン性の低下に直結するケースでは、低汚染性を仕様書に明記しておくと説得力が増します。

遮熱型の外壁用上塗り塗料は、近赤外線を反射する顔料を用いることで外壁表面温度の上昇を抑え、室内温度上昇の抑制や空調負荷の低減につなげることを狙ったものです。金属サイディングや屋根との取り合い部など熱負荷の高い部分で採用すると効果が分かりやすく、省エネを重視する施主への提案材料としても活用できます。

意外に見落とされがちなのが、防かび・防藻機能のランクです。北面や植栽に囲まれた外壁、海沿いや河川近傍の湿気の多い環境では、外壁用上塗り塗料の防かび性能の差が数年後の見栄えに直結します。単に「○年耐候」だけで比較するのではなく、「防かび性能○等級相当」などの記載も合わせて確認する習慣をつけておくと、クレーム削減に役立ちます。


参考)外壁塗装の塗料12種類の特徴・価格を徹底比較!水性・油性、1…

外壁用上塗り塗料 現場目線の失敗事例と仕様書で防ぐコツ

外壁用上塗り塗料のトラブルは、「塗料そのもの」よりも「仕様と現場条件のミスマッチ」が原因になることが少なくありません。たとえば、金属サイディングに弾性系の厚膜防水形を使ってしまい、熱膨れを起こして早期剥離するケースは、仕様選定段階で防げる典型例です。
同様に、既存外壁がチョーキングやヘアークラックだらけの状態で、下塗りの仕様を簡略化し、外壁用上塗り塗料だけで性能を持たせようとして早期に再劣化する事例も見られます。この場合、「下地調整+シーラー(またはフィラー)+中塗り+上塗り」という系統全体で仕様書を組むことが、長期的な結果につながります。

また、環境配慮から安易に水性一液に寄せすぎ、低温多湿期の乾燥不良やタック残りを起こすケースも現場では散見されます。外壁用上塗り塗料を指定する際には、カタログ上の性能だけでなく、「施工時期」「周辺環境」「作業人員とスキル」「足場や養生の制約」といった条件を織り込んだ上で、水性/油性・一液/二液を選び分けることが重要です。familykobo-co+1​
最後に、仕様書には必ず「想定下地」「下地処理方法」「標準塗布量」「工程間インターバル」「対応可能な気象条件」など、外壁用上塗り塗料の性能発揮に直結する条件を書き込んでおくと、元請・職人・施主の共通認識が取りやすくなります。これにより、数年後のトラブルが発生した際も、どの条件が守られなかったのかを整理しやすく、責任の所在や再発防止策の検討にも役立ちます。sk-kaken+1​
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外壁の種類別に塗料の選び方や機能の相性を解説しており、外壁材ごとの外壁用上塗り塗料仕様を検討する際に有用な参考リンクです。


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水性・油性、一液・二液など塗料の選択の考え方や環境配慮の視点を整理しており、外壁用上塗り塗料の系統選定の裏付けに使える参考リンクです。


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