

h鋼サイズ 見方で最初に確認するのは、呼称寸法の「H×B×t1×t2」です。例えば「H-200×100×5.5×8」のように、左から順に高さH、フランジ幅B、ウェブ厚t1、フランジ厚t2を表します。HとBは外形の大きさ、t1とt2は板厚なので、同じH×Bでもt1/t2が違えば重さも断面性能も別物になります。
現場で起きやすい勘違いは「H×Bだけ合っていれば同じH鋼」という思い込みです。実際には、同一シリーズでも厚み違いが存在し、標準表には同じH×Bで複数行が並ぶケースがあります(例:200×100でt1/t2違いがある)。日本製鉄の標準寸法表でも、同一シリーズ内に複数のt1/t2が掲載されています。
参考:H形鋼の標準寸法(H,B,t1,t2,r、断面積、単位質量)
https://www.shapes.nipponsteel.com/product/spec-standard/
また、表には「r(ルート半径)」が併記されることがあります。rはウェブとフランジの内側コーナーの丸みで、見落とすとプレートの当たりやスチフナの逃げ、溶接の納まりに影響します。寸法表でrが指定されているのは、断面積や単位質量の計算にもrが入るためで、JISの断面積算定式にもrが含まれます。
参考:JIS G 3192の寸法の表し方・質量計算(断面積式にrが入る)
https://kikakurui.com/g3/G3192-2014-01.html
h鋼サイズ 見方を実務に落とすなら、「呼称寸法=実測寸法ではない」を前提にします。JISでは、形鋼の形状・寸法の許容差が項目別に定められており、H形鋼についても辺B、高さH、ウェブ厚t1、フランジ厚t2、長さ、直角度、曲がり、中心の偏り、ウェブ反りなどが規定されています。つまり、ミリ単位でジャストを期待して穴位置や納まりを決めると、製品誤差の範囲内でも現場で「合わない」状態が起こり得ます。
特に注意したいのは、厚さ許容差がt1とt2で別に規定されている点です。例えばJISの表では、フランジ厚(t2)とウェブ厚(t1)で許容差の区分が分かれており、同じ“厚さ”でも扱いが異なります。設計・加工側は、ボルト孔位置、ガセットのフィット、溶接脚長の取り方などで、許容差を飲み込めるディテールになっているかを確認しておくと手戻りが減ります。
参考:JIS G 3192(H形鋼の許容差・寸法表示・質量の考え方)
https://kikakurui.com/g3/G3192-2014-01.html
実務での小技として、納品検収で全数実測が難しい場合は、まず「呼称寸法の読み違い(t1/t2違い)」がないかを優先して確認します。ここを外すと、許容差どころか別断面が入っていることになり、重量・耐力・接合部が連鎖的に崩れます。
h鋼サイズ 見方で、積算・物流・施工計画に直結するのが「単位質量(kg/m)」です。日本製鉄の標準寸法表は、各サイズの断面積と単位質量(kg/m)を併記しているため、長さを掛けるだけで1本の概算質量が出せます。例えば同じ200×100でも、板厚が変われば断面積も単位質量も変わるため、見積りの段階でt1/t2まで確定していないと数量がブレます。
参考:H形鋼の標準寸法(断面積、単位質量)
https://www.shapes.nipponsteel.com/product/spec-standard/
さらに踏み込むと、JIS側には「質量は通常、計算質量による」「計算に用いる寸法は呼称寸法を用いる」といった考え方が整理されています。つまり、現場での実測から厳密なkgを追うより、取引・管理の基準は“呼称寸法ベースの計算質量”という立て付けです。この前提を共有しておくと、荷姿や伝票の重量、見積数量との整合が取りやすくなります。
参考:JIS G 3192(質量は計算質量・呼称寸法を用いる)
https://kikakurui.com/g3/G3192-2014-01.html
現場で使えるチェックリスト(入れ子にしない簡易版)
h鋼サイズ 見方で「強さ」を読みたいときは、寸法表の断面性能(例:Ix、Iy、Zx、Zy)に注目します。一般的な寸法表では、断面二次モーメントや断面係数が掲載され、同じ外形でも板厚が増えると性能値が上がることが読み取れます。東京機材工業の寸法表でも、A×B、t1、t2、rに加え、断面二次モーメントや断面係数が整理されており、表を横に読むだけで「何が増えると何が効くか」が見えてきます。
参考:H形鋼の寸法表(t1,t2,r と 断面二次モーメント・断面係数)
https://www.t-kizai.co.jp/steel/1_002.html
ここでの実務ポイントは、「設計が見ている軸」がx方向かy方向かを意識することです。H鋼は強軸・弱軸で性能が大きく変わるため、梁として使うのか柱として使うのか、またブレース取り合いでどちら向きに曲げを受けるのかで、表の参照列が変わります。図面上の向きと、現場の建方で回転して据えた向きが食い違うと、同じ断面でも想定性能を発揮できないため、サイズ選定だけでなく“向き”もセットで管理します。
h鋼サイズ 見方で意外と盲点になるのが、「外法一定H形鋼」という存在です。JISではH形鋼の中に外法一定H形鋼を含む旨が示され、フランジ厚さによらず高さが一定のH形鋼として説明されています。つまり、同じ“高さ”を保ったまま板厚系列を変えられる思想があり、改修や納まり優先の場面で役に立つ一方、通常のH形鋼と混同すると手配ミスの原因になります。
参考:JIS G 3192(外法一定H形鋼の説明)
https://kikakurui.com/g3/G3192-2014-01.html
もう一つ、現場加工で効く盲点は「切断・補修・仕上げ」に関する規定の存在です。JIS本文には、外観や欠点の除去・補修(グラインダ手入れ、溶接補修)について条件が書かれており、補修深さや補修面積などの考え方が示されています。例えば、製造側が欠点を補修できる条件や、仕上げ面の滑らかさといった要求があるため、現場で追加加工する際も“どこまで削ってよいか”“溶接肉盛りの扱いをどうするか”を無自覚に進めると、品質管理上の説明が難しくなります。
参考:JIS G 3192(外観・グラインダ手入れ・溶接補修の条件)
https://kikakurui.com/g3/G3192-2014-01.html
最後に、h鋼サイズ 見方を「発注・検収・施工」で共通言語にするためのミニ表現テンプレ(コピペ用)を置いておきます。

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