フランジ規格5Kとは|寸法表から材質・用途まで完全ガイド

フランジ規格5Kとは|寸法表から材質・用途まで完全ガイド

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フランジ規格5K

トイレリフォームでは排水管の接続が必要ですが、実はフランジ選びを間違えると水漏れのリスクが高まります。

この記事の3ポイント

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5K規格の基本


呼び圧力0.5MPaまで対応する低圧用フランジで、住宅設備に最適な規格です

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10Kとの違い


板厚や寸法が異なり、5Kは軽量で施工性に優れています

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トイレ用途での選定


排水管サイズ(VP75・VP100)に合わせた床フランジの選び方を解説します


フランジ規格5Kの呼び圧力と基本仕様


フランジ規格5Kは、JIS B 2220-2012「鋼製管フランジ」に規定されている低圧用フランジです。呼び圧力0.5MPa(約5kgf/cm²)までの流体に対応し、蒸気、空気、ガス、水、油などの一般配管で使用されます。住宅設備や軽工業分野での使用頻度が高い規格です。


参考)呼び圧力 5Kと10Kの寸法比較と規格解説


呼び径は10A~1500Aまでの幅広いサイズが標準化されています。これは住宅のトイレから工場の大型設備まで対応できることを意味します。


つまり多目的対応が可能です。
参考)5kフランジ規格JIS基準寸法表と材質選定完全ガイド


材質は炭素鋼合金鋼ステンレス鋼から選択でき、用途に応じた耐食性の確保が可能です。水や空気などの腐食性が低い流体には炭素鋼(SS材)が、食品工業や化学工業にはステンレス鋼(SUS材)が適しています。


5K規格フランジの寸法表と各部名称

呼び径50Aの5Kフランジを例に見ると、フランジ外径130mm、厚さ14mm、ボルト穴数4個、ボルト径M12という寸法になります。呼び径が大きくなるほど、外径・厚さ・ボルト穴数も段階的に増加する設計です。


参考)JIS管フランジ寸法表 5Kフランジ


呼び径100Aでは外径200mm、厚さ16mm、ボルト穴数8個、ボルト径M16と変わります。呼び径500Aになると外径655mm、厚さ24mm、ボルト穴数20個、ボルト径M22まで拡大します。


サイズによって必要強度が確保されています。
主要な寸法項目は、フランジ外径(D)、適用管外径、厚さ(t)、ボルト穴中心円直径(C)、ボルト穴径(h)、ボルト穴数があります。これらの数値はJIS規格で厳密に定められており、互換性が保証されています。


参考)JIS 5K フランジの基準寸法 - 株式会社 昭和バルブ製…


トイレリフォームで使う床フランジの場合、VP75(外径89mm)またはVP100(外径114mm)の排水管に対応するサイズを選びます。75と100の兼用タイプも市販されており、排水管サイズが不明な場合に便利です。


参考)DIY自分でトイレの便器を交換する-基本の考え方・フランジの…


フランジ規格5Kと10Kの違いと選び方

5Kと10Kの最も顕著な違いは板厚(t)にあります。呼び圧力の数値が大きくなるほど板厚を厚くして強度を確保する設計になっています。同じ呼び径でも10Kフランジの方が高い圧力に耐えられ、フランジも大きく重くなります。


参考)『必須知識』フランジの種類・呼び圧力・呼び径について解説!1…


呼び圧力10Kは1.0MPa(約10kgf/cm²)までの圧力に対応し、日本の化学プラントで最も標準的に使用されます。バッチ系化学プラントではほとんどの場合10Kが選択されますが、5Kは住宅設備や軽工業で多用されます。


口径が大きくなるほど、重量軽減の観点から5Kを積極的に選択することが推奨されています。呼び圧力が高いとフランジ重量が重くなり、特に大口径では重量への影響が顕著になるためです。


つまりコスト削減にもつながります。
住宅のトイレリフォームでは、排水は重力で流れるため高圧に耐える必要がありません。したがって5K相当の低圧用フランジで十分な性能を発揮します。


トイレリフォームでのフランジ規格5K活用例

トイレの床フランジは大便器と排水管を接続する重要部品です。材質はABS樹脂が一般的で、ステンレスボルト付きでVU・VPパイプ兼用のタイプが市販されています。リフォーム時には既設フランジの交換が必要になるケースが多くあります。


参考)https://www.monotaro.com/k/store/%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC%20%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8/


改造フランジを使うことで、壁から便器までの距離(排水芯)が狭い現場でも便器の取替えが可能になります。今までは寸法が合わずに床の改造まで行ったり、寸法的に設置可能な便器しか使えませんでしたが、改造フランジで今の便器より大きな便器への改造が可能です。


参考)簡易水洗から簡易水洗のリフォーム|リフォーム|ソフィアシリー…


排水管のサイズが100タイプ(VP100など)なのに75のフランジを使用すると、隙間が大きく空いてしまいます。これは水漏れの原因になるため、必ず排水管サイズに合ったフランジを選ぶ必要があります。


排水管サイズの確認は必須です。
工事は約1日で終了するため、生活への支障は最小限に抑えられます。変換スリーブを付替えることで4サイズの排水管に対応できる製品もあり、現場での柔軟な対応が可能です。


トイレリフォームで排水方式を間違えると、希望の便器が取り付けられない失敗が起こります。マンションでは壁排水と床排水があり、事前の確認が重要です。


参考)後悔しないためのトイレリフォーム失敗例+対策一覧


トイレの排水芯・排水高さの詳細解説(交換できるくん)

フランジ規格5K選定時の注意点と最新動向

材質を確認する必要があります。ステンレス、鉄、塩ビなど用途に応じた選択が求められます。呼び径(内径)をインチまたはミリで正確に把握し、使用圧力(kgf/cm²)と規格(JIS・ANSI・JPIなど)の確認も必須です。


参考)フランジの種類と特長 【通販モノタロウ】


現場で火気が使用できない(溶接できない)場合は、ねじ込みタイプのフランジを使用します。さし込み溶接タイプと組み合わせて使うブラインドタイプは、配管の末端にフタをする目的で使われます。


用途に応じた形式選択が大切です。
近年の技術動向として、IoT対応型フランジの開発が注目されています。圧力センサーや温度センサーを内蔵し、リアルタイムで配管状態を監視できるスマートフランジが実用化されつつあります。


これにより予防保全の精度向上と設備稼働率の改善が期待されています。トイレリフォームのような住宅設備でも、将来的にこうした技術が普及する可能性があります。


配管の見える化が進むわけですね。
安さだけで業者を選ぶと、アフターフォローがなく水漏れ時に対応してくれないトラブルが起こります。フランジ選定から施工まで信頼できる業者に依頼することで、長期的な安心が得られます。


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