

レバーブロックは、重量物の「引き・締め・位置合わせ」に強く、チェーンブロックよりも水平作業や短ストロークの微調整に向いた手動巻上げ機器として設計されている。 吊り上げ専用というより、鋼材の引き寄せ、仮設材の荷締め、LGS建て起こしなどで、部材同士の距離を詰めたり姿勢を修正したりする場面で真価を発揮するのが特徴である。
横引き用途で考える場合、レバーブロックは「荷を長距離搬送する機械」ではなく、「所定位置まで寄せて締め付ける道具」と捉えると選定がしやすい。 水平移動距離が短く、最終的に所定位置で荷を保持したいケースでは、チェーンブロックより取り回しが良く、遊転機構によりフックの位置決めも素早く行える。worktools.kikenyoti+2
機種選びでは、実荷重だけでなく、摩擦・斜め引き・曲げを加味して「実荷重の1.25〜2倍程度の定格」を目安に余裕を取るのが実務的とされる。 迷ったときは一つ上の容量を選びつつ、フック・シャックル・アンカー側の定格も含めて系統全体として安全率を確保することが重要である。yoro-store+1
レバーブロックとは?使い方・選び方・現場で失敗しないコツがまとまっているメーカー系コラムの解説部分。
横引きのセットでは、まず固定点(梁・アンカー・柱脚など)と荷側の2点にフックを掛け、その間のロードチェーンに適度なテンションを与えることから始まる。 遊転(フリー)機構を使ってチェーンを手で繰り出し、フック位置を決めた後、反対側のチェーンを引いて軽く張り、遊転つまみを通常位置へ戻してロック状態に移行するのが基本の流れである。
巻き上げ・荷締めは、切換えつまみをUP(巻き上げ・締め方向)に合わせ、レバーを左右に振り子のように往復させることで行う。 横引き時は縦吊りと異なり、荷が床や梁などに接しているため、最初の数ストロークでガタ(クリアランス)を取るイメージでゆっくりテンションを上げると、急激な荷の動きを抑えやすい。images-monotaro+3
解放時は、DOWN(巻き下げ・緩め)に切り替える前に、必ず荷の支持状態を確認し、落下や急な滑りが発生しないよう支え材や補助ジャッキを準備する必要がある。 荷重を十分に抜いたあとでレバーを操作し、チェーンのテンションが完全に抜けたことを視認・触診で確認してからフックを外し、ロードチェーンのねじれを解いて軽く給油して収納するのが望ましい手順とされる。elephant+2
レバーブロックの使い方全般と、巻き上げ・巻き下げ・遊転の操作手順の説明部分。
横引きでは、チェーンやスリングの角度によってレバーブロック本体に作用する実質的な荷重が増大するため、角度管理が安全上の重要ポイントになる。 例えば2点吊りと同様に、荷とチェーンの角度が狭くなるほど各点にかかる荷重が増えるため、見かけの荷が軽くても定格に近い力がかかっているケースがあり得る。
メーカー資料では「無理な横引きや極端な斜め引きは避ける」「本体が捩じれるような掛け方をしない」と明記されており、特にロードチェーンのねじれや曲げは、リンク破断や歯車部への偏荷重を招くため厳禁とされている。 一部の小型形状では、水平方向作業で本体が握り上向きになると、レバー自重でブレーキが作動しやすいという注意書きがあり、これは故障ではなく構造上の特性として扱われている点も押さえておきたい。images-monotaro+2
ブレーキ機構は、レバー操作時にのみ荷を動かし、操作を止めると自動的に保持する自己ブレーキ式が一般的であるため、横引き中も手を離せば基本的に荷は止まる設計になっている。 しかし、床面の勾配やローラー台車・丸太転がしなど摩擦が低い条件では、微小な衝撃で荷が動き出す可能性があるため、補助のストッパーや楔を併用して二重・三重の安全確保を行うのが実務的である。mirix+2
キトーレバーブロックの仕様書にある「横引き・ブレーキ作動に関する注意事項」の解説部分。
横引き作業で典型的なトラブルとして多いのが、「フックの半掛かり」「チェーンの食い込み」「取り回しの悪化」といった、セットの段階でのミスが引き金となるものだと指摘されている。 フックを梁やアイボルトの先端だけに掛ける半掛かり状態は、荷重が偏りフックが変形・脱落する危険が高く、必ず根元まで掛け、必要に応じて連結金具を追加して正しい姿勢に修正する必要がある。
チェーンが角や桁の角部に直接当たると、リンクが局所的に食い込んで動きが悪化し、横引き時のショックも増大するため、当て板・コーナーパッド・スリングの併用で当たりを柔らげる工夫が重要になる。 また、現場でレバーにパイプを継いだり足で踏みつけて操作してしまう事例もあるが、取扱説明書では「絶対にしてはいけない」と明記されており、過荷重による内部損傷は外観からは分かりにくい点がリスクを高めている。images-monotaro+3
こうしたトラブルを減らすには、作業前点検でフックラッチの動き・チェーンのねじれ・変形・サビの有無を確認し、怪しい個体を排除する「入口管理」が有効とされる。 さらに、合図者を一人に定めて声掛け・指差呼称を徹底し、「レバー操作開始前に周囲退避」「荷が動き始めたら一度止めて状態確認」といったルールをチームで共有することが、横引き特有の横方向飛び出しや振れを抑えるポイントになる。rent+2
レバーブロックの現場で起きがちな失敗例と、その対策をまとめた解説部分。
軽量鉄骨(LGS)の建て起こしでは、スタッドの対角にレバーブロックを2台掛け、「引き分け」で歪みを取る使い方が紹介されており、横引きと位置合わせを組み合わせた典型的な応用例といえる。 片側だけを強く引くと柱脚やランナーに偏荷重がかかるため、支持側に当て木や補助材を噛ませて面圧を確保しつつ、両側のテンションを少しずつ交互に上げていくのが、仕上がり精度と安全性を両立しやすいとされる。
この方法を横引き一般に応用すると、例えば鋼梁や機械架台の水平位置決めで、左右から2台のレバーブロックを用いて「引き分け・押し引き」を繰り返しながら、中心線に合わせ込む調整が可能になる。 1台では動かない・片側に寄りやすい場面でも、2台を並列または直列的に組み合わせることで荷重分散ができるが、各台の負担と固定点強度を再計算したうえで、合計の安全率を確保することが前提になる。kito+2
また、横引き時に「レバーブロック+コロ+当て木」の組み合わせで、床面の微妙な段差やレールの遊びを吸収しながら位置決めを行うと、レバー側に伝わる衝撃を和らげつつ、荷の滑り過ぎを抑えやすい。 現場ごとに支持条件が異なるため、標準的な吊り荷の考え方に、建築側の仮設・支保工の知見を組み合わせて「荷の通り道」と「逃げ道」を設計しておくと、レバーブロックの横引き作業をより安全に活用できる。kito+2
LGS建て起こしなど、建築現場でのレバーブロック応用例の紹介部分。

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