s45c-d 丸棒 規格 と 公差 と 寸法

s45c-d 丸棒 規格 と 公差 と 寸法

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s45c-d 丸棒 規格

s45c-d 丸棒 規格:最短で迷いを減らす要点
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まず「S45C」はJISの鋼種

S45Cは機械構造用炭素鋼鋼材としてJIS G 4051で鋼種が規定され、成分や受渡条件の考え方がここにあります。

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次に「丸棒の寸法公差」は別規格

熱間圧延丸鋼の寸法許容差はJIS G 4051が引用するJIS G 3191側の考え方(±%など)で扱われ、みがき棒は別枠の公差体系で考えるのが安全です。

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「-D」は流通上の省略記号になりがち

S45C-Dは「冷間引抜き」を意味する扱いで流通しますが、厳密には熱処理・仕上げ・公差等級まで含めた呼び方があり、発注・検収はそこを明確化します。

s45c-d 丸棒 規格 と JIS


建築や設備の現場で「S45C-D 丸棒 規格」と検索すると、寸法表や“みがきシャフト”の販売ページに行き当たりがちです。
ただ、規格を「材料規格」と「形状・寸法の規格」に分けて考えないと、発注後に「想定より太い(細い)」「黒皮が残ってチャックに入らない」といったトラブルが起きます。
まず、S45Cという鋼種自体は、機械構造用炭素鋼鋼材としてJIS G 4051で種類記号(S10C〜S58Cなど)と化学成分が規定されています。例えばS45Cの炭素量は0.42〜0.48%などが表で定義されます。


つまり「S45C」は、材料の中身(成分)と受渡の基本を示す“鋼種”で、丸棒の“外径公差の数値そのもの”を直接に保証する記号ではありません。


一方で、JIS G 4051は「外観,形状,寸法及びその許容差」の章を持ち、熱間圧延棒鋼の標準寸法や寸法許容差の考え方も示しています。熱間圧延丸鋼の寸法許容差の基本は「±1.5%(ただし最小±0.4mm)」のように、パーセント中心の扱いです。


この時点で分かるのは、同じS45Cでも「熱間圧延丸鋼(黒皮)」として買うのか、「冷間引抜き(みがき)」として買うのかで、前提となる表面状態と寸法の期待値が変わる、ということです。


参考:S45Cの鋼種・成分・受渡の基礎(JIS G 4051の本文)
https://kikakurui.com/g4/G4051-2018-01.html

s45c-d 丸棒 規格 と 寸法

「丸棒の規格寸法」と言うと、多くの人が“直径のラインナップ表(φ10、φ12…)”を思い浮かべます。
この“標準寸法”自体は材料規格というより、棒鋼の寸法系列(どの径が一般的に供給されるか)として整理されており、JIS G 4051でも熱間圧延棒鋼の径の標準寸法表が示されています。
ただし注意点があります。標準寸法に載っていることは「その径が一般的にある」という意味であって、「その径が常にミガキで、常にこの公差」という意味ではありません。


建築金物や架台部材で「とりあえずφ○○」と径だけ指定してしまうと、黒皮丸棒が来て溶接前のケレンや切削代が想定より増えることがあります。


現場での発注・検収で効く整理は、次の3点です。


  • 供給状態:熱間圧延(黒皮)か、冷間引抜き(みがき)か。
  • 寸法の保証:±%の許容差前提か、h○(h7/h8/h9等)の“軸公差”前提か。
  • 追加要求:真円度、面粗度、曲がり、センタレス相当など、どこまで必要か。

「S45C-D」と書いたつもりでも、流通では“-Dまで省略して通ってしまう”ケースがあり、結果として“想定と違う仕上げ・精度”が混入するリスクがあります。


この点は、みがき棒鋼の記号の考え方を押さえると事故が減ります。


s45c-d 丸棒 規格 と 公差

S45C-Dの「-D」は、一般に冷間引抜き加工を意味するものとして扱われます。みがき棒鋼は、圧延材表面の酸化皮膜(黒皮)を除去してから冷間加工されるため、表面がきれいで寸法精度が良い、という“狙い”で使われます。
つまり、建築設備のブラケットや治具、回転軸・ピンのような部材で「追加の旋盤加工を減らしたい」「組み付け公差を読みやすくしたい」ときに選択肢になります。
ここで重要なのが、公差の“言葉の混線”です。


  • 黒皮丸棒(熱間圧延)側は、JIS G 4051の章でも示されるように、径の許容差が±%(最低±0.4mm)などの“大味”な枠で語られがちです。
  • みがき棒鋼側は、軸の公差等級(h7/h8/h9…)のような“機械要素の公差体系”で語られることが多くなります。

さらに実務では、図面が「φ20 h9」となっているのに、購買が「S45C-D φ20」とだけ発注してしまい、h9相当を期待していたのに実物が違って追加加工が必要になる、という事故が起こります。


「S45C-D」と「h9」は別の情報なので、必要なら両方を同時に要求事項として書く(例:材質S45C、供給状態D、外径公差h9相当、など)という発想が大切です。


参考:みがき棒鋼の「-D」や、厳密な記号(DQG7など)・公差体系の説明
https://mechanical-engineer48.com/post-287/

s45c-d 丸棒 規格 と みがき棒鋼

(検索上位の定番説明に寄せすぎない、現場向けの独自視点)
S45C-Dを「精度が良い丸棒」として一括りにすると、意外な落とし穴があります。建築寄りの現場ほど“精度より耐久・納期・コスト”が優先されがちで、次の2つが盲点になりやすいからです。
1つ目は、みがき棒鋼は“加工工数を減らす目的”で導入される一方、溶接・メッキ・塗装の前処理では逆に気を遣うことがある点です。


表面がきれいな分、油分・防錆油が残っていると、溶接欠陥や塗膜不良の遠因になります(脱脂工程が必要になる、という意味で工程が増えることもあります)。


2つ目は、寸法精度が良い=現場合わせが楽、とは限らない点です。


例えば、相手側の穴加工が現場のコア抜きや手加工で行われるようなケースでは、丸棒側だけを高精度にしても全体の嵌合が成立しないことがあります。


この場合は、丸棒は黒皮+現場での逃げ寸法、あるいは“必要部位だけ”機械加工(端部だけ削る、など)の方が合理的な場合もあります。


発注仕様を固めるときは、次のチェックリストが有効です。


  • ✅ 相手部品の穴公差・加工方法(工場加工か現場加工か)。
  • ✅ 表面状態の要求(黒皮可/みがき必須/メッキ前提)。
  • ✅ 追加工の有無(キー溝、ネジ、面取り、焼入れなど)。
  • ✅ 検収項目(外径、曲がり、長さ、外観のどれを測るか)。

この整理をしておくと、「S45C-D 丸棒 規格」という狙いワードで調べた知識が、購買仕様や施工手順にそのまま落とし込めます。




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