

建築現場で「ノコ刃 種類」と言うと、手ノコ(替刃式鋸)と丸ノコ・ジグソー・レシプロソー・ボードノコなどの電動系まで含めた広い意味で使われることが多いです。
手ノコでは両刃(縦挽きと横挽き)、横挽き専用、縦挽き専用、胴付鋸、際切り鋸などが代表的で、内装では「横挽き細目」「両刃中目」「際切り薄刃」の3種類があるとほとんどの場面をカバーできます。
丸ノコは円形のチップソーを高速回転させて直線切断をこなす工具で、合板、集成材、フローリング下地、石膏ボード(専用刃)など広い材料に対応し、ジグソーは曲線やくり抜き加工、レシプロソーは解体向きの大まかな切断に使われます。
| ノコ刃 種類 | 主な工具 | 得意な用途 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 手ノコ(替刃式) | 両刃・胴付・際切りなど | 仕上げ、静かな作業、狭所 | 粉じんが少なく、仕上がりがきれい |
| 丸ノコ用チップソー | 電動丸ノコ・充電丸ノコ | 合板・集成材の直線切断 | 切断スピードが速く、直進性が高い |
| ジグソー刃 | ジグソー | 曲線切り・くり抜き加工 | 細かい形状に対応し、安全性が高い |
| レシプロソー刃 | レシプロソー | 解体、庭木、粗大ゴミ切断 | 大まかな切断向きで、精度は低め |
| ボードノコ | 石膏ボード用手ノコ | 石膏ボード開口・小穴 | 石膏粉を逃がしやすい刃形で、先端突き刺しが可能 |
木材や合板の「荒切り」では、丸ノコ用チップソーなら刃数が少なく山が大きい荒目を選ぶと送材が軽く、挽き粉の逃げも良いため、下地材のカットや解体的な切断に向きます。
同じ木材でもフローリングや化粧合板など仕上げ面を見せる材料では、刃ピッチが細かく刃数の多い細目チップソーや、ジグソー用の「化粧合板仕上げ」対応刃を使うことで、バリやチッピングを抑えられます。
集成材やMDF、パーティクルボードなど繊維方向が一定でない材料は、専用表記のあるオールマイティ系の丸ノコ刃や、硬質材対応ジグソー刃を選ぶと、負荷が分散されて刃欠けが起きにくくなります。
金属や鉄骨下地を切る場面では、木工用とは別に「金属用」「鉄工用」と明記されたノコ刃 種類を使い、回転数を抑えて切削熱をコントロールすることが重要です。tanaka-km+1
特に充電丸ノコでは、金属兼用のチップソーを使う場合、メーカーが指定する電圧帯(12〜40Vなど)と内径・外径の組み合わせを守らないと、モーター過負荷やブレーキ不良の原因になります。
参考)https://www.monotaro.com/s/attr_f4656-%E6%9C%A8%E5%B7%A5/q-%E4%B8%B8%E9%8B%B8%20%E5%88%83%20165mm/
石膏ボードは粉が多く刃を傷めやすいため、ボードノコか、石膏ボード専用の丸ノコ刃・レシプロソー刃を使うと、切れ味の持ちが大きく変わり、粉じんの舞い方も安定します。monotaro+1
丸ノコ用チップソーの台金は鋼鉄で作られ、そこに超硬チップをろう付けして「木工用」「集成材用」「金属用」などのノコ刃 種類を作り分けており、刃角25度前後の設計が挽きの軽さと寿命のバランスを左右します。
充電丸ノコ専用に開発されたチップソーでは、埋め込み式チップ(インサートダブルエッジ)や高硬度超硬チップを採用することで、薄い台金でも剛性を確保し、バッテリー負荷と切断抵抗を同時に下げている例があります。
意外と注目されにくいのが「スリット形状」で、放熱と共振の抑制を兼ねたスリットが入っている刃は、長い連続切断でも熱膨張をコントロールしやすく、刃鳴りやビビりを抑えて直進性を保ちやすいというメリットがあります。
ノコ刃の寿命を縮める大きな要因は、材料よりも「ピッチの合わない切断」と「切り粉詰まり」で、例えば細目の仕上げ刃で厚い集成材を一気に切ろうとすると、摩擦熱でチップが早く丸くなってしまいます。tanaka-km+1
逆に荒目チップソーで薄い化粧合板を切ると、切断面のバリが目立ち、再加工や化粧材張り替えの手間が増え、トータルでは大きなロスになります。diytools1+1
現場では「どこまで仕上げで見せるか」を事前に確認し、見えない部分を荒目、見える部分を細目とノコ刃 種類を使い分けるだけで、刃の消耗と手戻りをかなり減らせます。tanaka-km+1
ジグソー用のノコ刃 種類は、木工用・金属用・樹脂用などの材種だけでなく、「挽き回し用」「仕上げ用」「早切り用」など刃形や山数が細かく分かれており、曲線切りなら細身で山数少なめの刃が取り回しに向きます。
一方で、化粧合板やメラミン化粧板のくり抜きには、上向き刃(刃が下から上に向いて切る)や、表裏のバリを抑えるダブルカット形状のジグソー刃があり、シンク開口や器具穴の仕上がりを大きく左右します。
レシプロソーの刃は、鉄骨・木材兼用タイプ、解体用の大型ピッチ刃、庭木用の目立て形状などがあり、精度よりも「どれだけ異種材料を一度に切り抜けるか」が設計の軸になっています。
建築リフォーム現場では、石膏ボード+胴縁+配線という複合層を一気に切ることも多いため、絶縁対策と刃種選定を誤ると、配線被覆を溶かしたり、火花でボード裏面を焦がすリスクがある点に注意が必要です。uncle-b-store+1
また、レシプロソーは腕の大きな振りと本体ストロークが同調するため、身体に近い位置で刃先を使い続けると疲労が早く、刃先の局部摩耗も進みやすいので、ときどき刃を回転させて当たる位置を変えると寿命を稼げます。handscraft+1
ジグソーとレシプロソーを併用する場合、下地の位置出しや配管・配線の有無を先に確認し、ジグソーで開口を決めてからレシプロソーで解体する流れにすると、無駄な切断や刃の折損を減らせます。monotaro+1
建築大工の現場では、ノコ刃 種類に関する呼び名も独特で、「ノコ」「手ノコ」「替刃」「丸ノコ」「スライド」「ジグ」「レシプロ」「ボードノコ」などの省略語が飛び交い、同じ丸ノコでもスライド丸ノコは「スライド」と呼び分けられます。
刃先の材質は、手ノコでは研ぎ直しがしやすい鋼が多く、木材のような比較的柔らかい材料との相性が良い一方で、電動ノコ刃では超硬チップを使い、高速回転でも摩耗しにくい構造にしている点が大きな違いです。
「細かいところをきれいに切る時は鋭い刃先」「大きな木をざくっと切るときは少し鈍めの刃先」のように、刃先角度を使い分けると、切り口の質と刃の持ちを現場レベルでコントロールできます。
現場であまり共有されないテクニックとして、丸ノコ用チップソーを「新刃」「仕上げ落ち」「荒切り落ち」の3段階にラベリングして使い回す方法があり、新刃は化粧材・仕上げ、仕上げ落ちは下地材、荒切り落ちは解体や釘混じり材に回します。diytools1+1
また、ジグソー刃やレシプロソー刃は、短くなったからとすぐ捨てるのではなく、「狭いところの切り込み専用」や「金属だけ専用」など用途を限定して再利用することで、刃先の状態を読みやすくなり、作業ごとに最適なノコ刃 種類を選びやすくなります。handscraft+1
ノコ刃保管時には、台紙ごとクリアファイルに入れて「木工・仕上げ」「木工・荒切り」「金属」「ボード・石膏」などの分類で現場に持ち込むと、応急の材料変更にも対応しやすく、ムダな買い足しや誤使用を防げます。monotaro+1
丸ノコ・ジグソー・レシプロソー・ボードノコまで含めたノコ刃の基本と選び方、安全な使い分けの考え方がまとまっています。
ノコギリの種類と正しい使い方|建設現場で失敗しない選び方
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