下地調整用パテ 種類 特徴 使い方 乾燥時間

下地調整用パテ 種類 特徴 使い方 乾燥時間

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下地調整用パテ 種類 特徴 使い方

下地調整用パテの全体像
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下地材ごとのパテ選定

石膏ボード・モルタル・木部など、下地の材質に応じて石膏系・合成樹脂系などパテの種類を切り替える基本の考え方を整理します。

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乾燥時間と厚み管理

厚塗りを避けつつ、不陸をきちんと取るために「一度に塗れる厚み」と「乾燥時間」の目安を押さえます。

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仕上げ品質とクレーム防止

クロスの透け・塗装ムラ・ひび割れなど、下地調整用パテが原因になりやすい不具合と、その未然防止のポイントを現場目線で解説します。

下地調整用パテ 種類ごとの特徴と使い分け


下地調整用パテと一口に言っても、石膏系・合成樹脂エマルション系・炭酸カルシウム系・エポキシ系など複数の系統があり、それぞれ硬化メカニズムと適した下地が異なります。 石膏系パテは水で練って使う反応硬化型で、石膏ボードの目地・ビス穴・不陸調整に多用され、乾燥後は硬く研ぎやすい一方で、厚塗りや乾燥不足だと割れやすい性質があります。
合成樹脂エマルション系パテや炭酸カルシウム系パテは、いわゆる水性パテとして内装リフォーム現場で多く使われ、作業性・接着性に優れるため既存塗膜やボード継ぎ目の仕上げに向きます。 一方で、乾燥は「表面が乾いたように見えても内部に水分が残りやすい」という特徴があり、上からビニルクロスや水性塗料をかぶせるタイミングを早めると、後から痩せやピンホール、艶ムラの原因になりがちです。lilycolor+3​
エポキシパテや耐火パテは強度・耐熱性が求められる開口部や配管まわりに使われることが多く、下地調整用パテとしてはポイント使いですが、躯体のひび割れ補修や防火区画貫通部の処理など、建築基準と絡む重要部位に登場します。 こうした高性能パテは硬化収縮が小さい反面、サンディング性が低いものもあるため、「面を広く取る不陸調整」より「点で拾う補修」に用途を限定して使うと後工程が楽になります。yanerepair+2​

下地調整用パテ 石膏ボード下地での実務的な手順

石膏ボード下地の下地調整用パテでは、まずボードの継ぎ目・ビス頭・欠けを見落としなく拾うことが基本で、ボードの出隅・入隅や開口まわりは特に段差が出やすいため、先にチェックリスト化しておくと手戻りが減ります。 石膏ボードの凸凹が大きい場合は、ビス頭をしっかり打ち込み、広幅のパテベラでワイドパテを塗り、乾燥後にペーパー掛けして面を通すという三段階を踏むことで、クロスや塗装の仕上がりが安定します。
プロ向け動画やメーカー施工説明では、「一回で平滑にしようとせず、下塗りパテ→上塗りパテの二段階で薄く広くのばす」ことが共通のコツとして紹介されており、特に天井など光がなめる面では、この二段階処理が仕上げの影(バテムラ)を減らす最大のポイントです。 天井の石膏ボード継ぎ目では、ファイバーテープやボードジョイントテープを併用することで、パテの乾燥収縮や建物の微小な動きによるヘアクラックを抑えられ、長期的にクレームを減らせます。


石膏ボード下地での意外な落とし穴として、ビニルクロス用の下地調整で「パテの色」が仕上がりに影響するケースがあります。 メーカーの施工資料では、下地と同色系のパテ使用が推奨されており、下地と異なる濃色のパテを使うと、薄い色柄のクロスではパテ部分が透けて見える場合があるため、色選定まで含めて仕様書で明記しておくと安心です。mirix+1​

下地調整用パテ 乾燥時間と厚み・痩せの管理

下地調整用パテは、材種ごとに「一度に塗れる厚み」の目安があり、自動車補修用パテの解説では厚付けパテ10mm、中間パテ5mm、仕上げパテ3mmといった許容厚が例示されるように、建築用パテでも厚塗りはひび割れと痩せの大きな要因です。 石膏系パテは内部まで完全硬化する前にサンディングすると、表面だけが削れて中身が柔らかいままになり、後から沈み込んで面が狂うことがあるため、メーカー推奨の乾燥時間(温度・湿度条件付き)を現場の工程表に落とし込んで管理することが重要です。
内装の下地調整では、乾燥時間を短縮するために暖房機や送風機を使う場面がありますが、局所的な強風や熱風を当てると、表面だけ急速に乾燥して内部に水分が閉じ込められ、後からパテが痩せたりクラックが入ったりするリスクが高まります。 均一な乾燥を重視する現場では、風向きと風量をコントロールし、部屋全体の温度・湿度を整えたうえで自然に近い形で乾燥させることで、仕上げ後の不具合を抑えている事例も見られます。


意外なポイントとして、床用の下地調整材の解説では「下地調整材そのものの厚みだけでなく、下地コンクリートの含水状態」が仕上げ材の接着不良や変色の原因になることが指摘されています。 これは壁・天井の下地調整用パテにも通じる考え方で、パテ側の乾燥だけでなく、既存塗膜やボード・モルタル側の水分・汚れ・ヤニを含めた“下地全体のコンディション”を見て工程を組むことが、長期的なトラブル回避につながります。hnt-net+2​

下地調整用パテ 下地別の注意点とシーラー処理

下地調整用パテの施工前には、ヤニ・油分・ホコリ・旧接着剤などをきちんと除去しておくことが大前提で、壁紙専門サイトでも「汚れがある場合は中性洗剤を薄めて拭き取り、よく乾燥させてからパテ処理を行う」ことが推奨されています。 汚れが残ったままパテを打つと、局所的な付着不良や変色が生じ、特にタバコヤニやマジックインク・サインなどは、仕上げ材を突き抜けてシミとして現れることがあるため、あらかじめシミ止めシーラーで封じる必要があります。
メーカーの施工注意資料では、ペンキ面・コンクリート・モルタル・木質系下地それぞれに専用シーラーを用いることが推奨されており、特にベニヤなど木質系下地に直接クロスを施工すると、下地からの色の透けや寸法変化による継ぎ目の目立ちが問題になるとされています。 パテを「万能の隠し材」として厚塗りするのではなく、「下地シーラーで下地の吸い込みと汚れを整えたうえで、必要な厚みだけパテを入れる」という役割分担を徹底すると、パテ自体の負担も減り、クラックや痩せのリスクを抑えられます。mirix+1​
コンクリートやモルタル下地では、躯体の乾燥不足や中性化の進行度合いも仕上げに影響し、床下地調整材のガイドでは「下地調整材が追従できる範囲を超える動き」があると仕上げ材にひび割れが生じる可能性が指摘されています。 壁や天井でも、構造クラックと単なる表層クラックを見極めたうえで、必要に応じてエポキシ注入やUカット・シールなどの構造的補修と、下地調整用パテによる化粧補修を分けて設計することが、建物寿命と仕上げ寿命のバランスを取るうえで重要です。yanerepair+1​

下地調整用パテ 現場での失敗例と独自の改善アイデア

下地調整用パテに関する典型的な失敗例として、クロス張替え現場で「古いパテを完全に落とさず、その上から新しいパテを重ねた結果、段差が二重になって光を受けたときに筋が見える」という事象があります。 こうしたケースでは、単にパテの回数を増やすのではなく、「既存パテのエッジを落としてから広く薄く新規パテをかぶせる」「光源側に向かって面を逃がす」といった観点で、段差そのものをデザイン的に“逃がす”考え方が有効です。
また、パテ処理後の研磨粉の養生が不十分で、隣室や他工種の現場に白い粉が飛散してクレームになる事例も多く、プロ向けの下地調整解説では「粉の流出経路を図面上で想定し、養生計画に組み込む」ことが提案されています。 実務的な改善アイデアとして、下地調整用パテの工程を「単に平らにする作業」ではなく「粉塵管理を含めた一つの工事」と捉え、排気・掃除機・集塵サンダーなどの段取りを工程表に明記しておくと、他職との調整がしやすくなります。


独自の視点として有効なのが、「下地調整用パテの種類・ロット・施工場所」を簡易に記録しておく“パテ台帳”の運用です。公的資料ではありませんが、塗装や床下地のガイドで示される「材料と下地の組み合わせを記録することで、トラブル時の原因究明が容易になる」という考え方を、内装パテにも応用できます。 例えば、石膏ボードのメーカー・ボード厚・パテ品番・シーラー品番・施工日・温湿度のメモを写真と合わせて残しておくと、数年後にクロスの継ぎ目や塗膜に異常が出た際、同条件での再発防止策を立てやすくなり、元請け・下請け双方にとってリスクマネジメントの武器になります。hnt-net+3​
下地調整用パテの基礎と施工全体の考え方を整理した解説(素地ごしらえ区分とパテの位置付け)。


https://yanerepair.jp/blog/patekai-meaning-procedure-construction/
壁紙施工における下地調整とパテ・シーラーの注意点をまとめたメーカー資料(下地色とパテ色の関係)。


https://www.lilycolor.co.jp/interior/download/data/24mat_sekou.pdf
石膏ボード下地へのパテ処理手順(DIY~プロの基本手順の確認に有用)。


https://walpa.jp/pages/sitaji-sekkou




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