リベッター 使い方 基本 手順 種類 比較

リベッター 使い方 基本 手順 種類 比較

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リベッター 使い方 基本手順と現場活用

リベッター 使い方の全体像
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ブラインドリベット接合の流れ

母材に下穴をあけてブラインドリベットを挿入し、ハンドリベッターでマンドレルを引き込んで頭をかしめ、シャフトを破断させて固定するのが基本的な流れです。

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下穴径と板厚の選定

リベット径ごとに推奨下穴径と締結可能板厚が決められており、一般にリベット径+0.1~0.2mm程度の下穴に収まるよう各メーカーが寸法表を提示しています。

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建築現場での注意点

リベット接合は溶接不要・片側施工というメリットがある一方で、再利用不可・せん断方向に弱いなどのデメリットもあり、適材適所での使い分けが重要です。

リベッター 使い方 基本手順とブラインドリベットの仕組み


リベッターの使い方を建築従事者向けに整理すると、「下穴加工」「リベット挿入」「リベッターセット」「ハンドル操作」「シャフト破断・確認」の5ステップで理解すると現場に落とし込みやすくなります。
まず、締結したい部材同士をクランプなどで仮固定し、指定径のドリルで貫通穴をあけ、バリを面取りしておくとリベット頭の座りが安定し、かしめ後の浮きやガタつきを抑えられます。
次に、ブラインドリベットを下穴に差し込み、突き出したマンドレル(シャフト)側をリベッターのチャックに差し込んで確実にくわえ、ハンドルを数回握るとマンドレルが引き込まれて先端部のフランジが裏側で広がり、母材を挟み込む形で固定されたのち、設定された破断位置でマンドレルが切り離されます。
ハンドリベッターやエアリベッターには、マンドレルを引き戻すストローク長やチャック爪の掴み力に関する仕様があり、リベット径と材質に応じた工具選びが必要になります。sekoukanri-search+1​
また、リベットのかしめ完了後には、残ったマンドレル頭がフラッシュに収まっているか、裏側の広がりが偏っていないか、座屈していないかを目視で確認し、必要に応じて軽くハンマーで叩いてなじませると、仕上がりの信頼性が向上します。makit+1​
意外に知られていないポイントとして、マンドレルの破断音と感触を数回経験すると、作業者は「適正なかしめ終わり」のフィーリングを覚えやすくなり、過負荷で工具を壊したり、かしめ不足でクレームになるリスクを下げられます。re-tool+1​
ブラインドリベットの内部では、マンドレル頭部のテーパー形状がリベットボディを塑性変形させる役割を担っており、この頭部の形状・材質が異なることで、高保持力タイプや大フランジタイプなどさまざまな特性の製品バリエーションが生まれています。picus+1​
建築内装や軽量鉄骨下地でよく使うアルミボディ+スチールマンドレルの組み合わせは、軽量で施工性が良く、かつマンドレル残留部が電食の原因になりにくいバランス型として位置づけられています。rs-online+2​
一方で、ステンレスボディ+ステンレスマンドレルのブラインドリベットは、耐食性や強度に優れる反面、手動リベッターではストロークと握力が不足しやすいため、エアリベッターや油圧式リベッターなど、より高い引き力を持つ工具との組み合わせが推奨されます。rs-online+1​

リベッター 使い方と下穴径・板厚の選定テクニック

リベッターの正しい使い方を語るうえで、リベット径ごとの「推奨下穴径」「締結可能板厚(グリップレンジ)」をカタログで押さえておくことは欠かせず、たとえば径3.2mmのブラインドリベットなら下穴3.3~3.4mm程度が推奨されるといった寸法が一覧表で示されています。
この下穴径が小さすぎると、リベット挿入時に無理な力がかかってボディが傷ついたり、かしめ中に母材のバリがかしめ部にかみ込んで座りが悪くなり、逆に大きすぎるとリベットが穴の中で偏心し、剪断荷重への抵抗力が低下してしまいます。
ブラインドリベットには、かしめ板厚に応じて「0.5~3.2mm」や「3.2~4.8mm」などのグリップレンジが設定されており、この範囲外で使用するとフランジが十分に開かずに抜けやすくなったり、過度に変形して座屈を起こす危険性があります。lobtex+1​
現場でありがちな失敗として、「余っていたリベットをとりあえず使う」ケースがあり、特にリフォーム現場で既存鋼板+増し張り板といった構成になると板厚が読みにくいため、ノギスで実測するか、仕様書やメーカー図面で構成板厚を確認してから、適正なグリップレンジのリベットを選ぶ運用が重要になります。


参考)リベット接合のメリット4つとデメリット3つ!リベット接合の活…

意外な工夫として、やや薄い板厚に対して長めのリベットを使う場合は、裏側に小さなスペーサーワッシャーを噛ませて実質板厚を調整し、リベットの変形領域を適正位置に誘導する手法が使われることがあり、DIYレベルではもちろん、軽微な補修現場でも応用されています。picus+1​
材質の観点では、アルミリベットは軽負荷・腐食環境が穏やかな場所に適し、スチールやステンレスのリベットは荷重や耐食性要求が高い場面で選定され、カタログではリベット径・材質・ヘッド形状・グリップレンジが組み合わせて一覧化されています。rs-online+1​
下穴加工に使用するドリルも、リベット径に合わせた専用径を使うことで穴品質が安定し、バリの少ない穴をあけるとリベット座面との密着が向上し、結果として防水性・気密性の確保にもつながるため、外装パネルや屋根板金での使用時には特に注意が必要です。lobtex+1​
さらに、メーカーによっては「フリーサイズブラインドリベット」のように広い板厚範囲に対応する製品も展開しており、改修現場などで板厚がバラつく箇所には、こうしたタイプを選ぶことで手戻りを減らす工夫も可能です。


参考)大洋精工株式会社|ブラインドリベット

ブラインドリベットのサイズと下穴・板厚範囲を確認したいときに便利な総合表です。


ブラインドリベットサイズ一覧表(ピクス株式会社)

リベッター 使い方と工具の種類・建築現場での使い分け

リベッターには、大きく分けて「ハンドリベッター」「エアリベッター」「電動リベッター」などの種類があり、仕組みは共通しつつも、マンドレルを引き込む力とストロークの違いから、対応できるリベット径や作業量の適正範囲が異なります。
ハンドリベッターは構造がシンプルで持ち運びしやすく、アルミ・小径リベット向けの軽作業に適している一方で、大量施工やステンレスリベットのような高負荷使用では作業者の疲労と工具寿命の面で不利になるため、設備や外装などの連続施工ではエアリベッターの導入が現実的です。
エアリベッターや油圧式リベッターは、コンプレッサーや油圧ポンプからの圧力でマンドレルを引き込み、短時間で一定荷重をかけられるため、かしめ品質のばらつきが少なく、マンドレルの破断も安定し、作業者の握力に依存しない点が大きなメリットです。makit+1​
ただし、エアホースの取り回しや設備コスト、騒音などの問題もあるため、建築現場では「屋根・外壁工事など大量にリベットを打つ工程ではエア」「改修・設備固定など少量の箇所ではハンド」というように、工程ごとに工具を使い分ける運用が多く見られます。

近年はバッテリー式のコードレスリベッターも普及しており、マキタなどの工具メーカーがブラインドリベットの使い方とあわせて、電動工具との組み合わせ事例を紹介していることからも、現場での「配線レス・高サイクル」化が進んでいることがうかがえます。


参考)https://makit.jp/03432/

建築現場での具体的な活用場面としては、軽量間仕切りの補強金物固定、カーテンウォールやサッシまわりの副部材固定、ダクトや設備機器のブラケット固定、仮設材の簡易固定など、「裏側へのアクセスが困難な箇所」の締結にリベット接合が重宝されています。

ボルトナットと比べて取り外しが難しいというデメリットもありますが、逆に「意図せぬ緩みや外れが起こりにくい」という見方もでき、振動が多い環境や、第三者が容易に外しては困る箇所には、リベットの一方向施工性と不可逆性が安全性の担保として機能します。

また、リベット接合は施工者の熟練度による仕上がり差が比較的小さく、一定の教育と管理のもとであれば、協力業者や短期要員でも品質をそろえやすいのが特徴で、工程管理の観点から採用されるケースもあります。makit+1​

リベッター 使い方と安全・品質管理のポイント(独自視点)

リベッターの使い方で見落とされがちな安全面として、「飛翔するマンドレル頭」と「手首・前腕への繰り返し負荷」が挙げられ、特にハンドリベッターではマンドレル破断時に金属片が飛ぶため、保護メガネと手袋の着用は実務上必須といえます。
エアリベッターには、破断したマンドレルを自動で回収するキャッチャー付きのモデルもあり、床にマンドレルが散乱することによる滑り事故や、足場材の上に金属片が残ることで起きる転倒リスクを抑制できるため、安全管理面からキャッチャー付きモデルを優先採用する現場も増えています。
品質管理の観点では、「リベット1本ごとのかしめ状態を100%目視確認する」ことが理想ですが、実際の現場では本数が多いため、代表箇所の抜き取り検査に頼りがちです。

そこで、意外と知られていない簡易チェックとして、かしめ後のマンドレル破断位置と頭部の突出量を触診し、明らかに突出が少ない個所を重点的に再確認する方法があります。act-kougu+1​
このような「手触りによる異常検知」を組み合わせることで、限られた時間でも不良箇所を効率よくあぶり出すことができ、写真撮影による記録とセットにすると、後日の説明責任にも対応しやすくなります。

また、リベット接合部は、鋼板の切断端や開口まわりなどと同様に局所的な応力集中を起こしやすいため、設計段階で「リベット列の端部距離」「リベットピッチ」「縁端距離」などを、金物メーカーの推奨値や規格値に従って計画しておくことが重要です。lobtex+1​
特に、薄板を重ねて多列リベットで補強する場合、リベット間隔が近すぎると板の座屈や割れを誘発し、逆に離れすぎると荷重分散が不十分になるため、メーカー資料や施工要領書を読み込んだうえでディテールを詰める姿勢が、構造・仕上げ双方の品質に直結します。picus+1​
さらに、屋外や高湿環境では、異種金属接触による電食も無視できず、アルミリベットとステンレス部材の組み合わせなど、長期的な腐食リスクが懸念される組み合わせでは、絶縁ワッシャーやシール材の併用も検討対象となります。rs-online+2​
リベット接合のメリット・デメリットと、ハンドリベッター使用時の注意点を整理した解説です。


リベット接合のメリット・デメリットとハンドリベッター解説(施工管理求人ナビ)

リベッター 使い方とリベット外し・やり直しのコツ

リベッターを現場で使う以上、「間違えて打ったリベットをどう外すか」を押さえておくことは実務的に重要で、専用のリベット外し(リベット抜きパンチ)を使えば、リベット頭の中心にパンチ先端を当てて打撃することで、比較的容易にマンドレルごと抜き取ることができます。
リベット外しがない場合でも、リベット頭のセンターに細径ドリルでガイド穴をあけ、徐々に径を上げながら頭部のみを削り取り、残ったボディとマンドレルをポンチとハンマーで押し出す方法があり、このとき母材の穴を傷めないよう、ドリル径を元の下穴径ぎりぎりに抑えるのがポイントです。
やり直し時には、既存の穴がわずかに拡大していることが多いため、同じ径のリベットを打ち直すと保持力が不足するおそれがあり、ひと回り大きい径のリベットに変更するか、スペーサーや裏当て板を追加して補強する判断が求められます。lobtex+1​
外皮や雨仕舞に関わる箇所では、既存の穴位置と新しいリベット位置を少しずらして、新たな下穴をあけ直すことで、防水性能の低下を防ぐ設計も検討され、必要に応じてシーリング材や防水テープを併用するなど、納まり全体としての性能確保を意識したやり直しが大切です。


参考)https://www.lobtex.co.jp/products/tabid/140/pdid/NA/catid/47/Default.aspx

繰り返しになりますが、リベッターの使い方を「打つ」側だけでなく、「外す」「補修する」という視点からも整理しておくと、現場でのトラブル対応力が向上し、限られた時間の中でも品質と安全性を両立しやすくなります。re-tool+1​




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