防水用エポキシ樹脂モルタル材 下地補修 特徴 施工手順

防水用エポキシ樹脂モルタル材 下地補修 特徴 施工手順

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防水用エポキシ樹脂モルタル材 下地補修

防水用エポキシ樹脂モルタル材の全体像
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防水下地と断面補修の要

コンクリートの欠損・クラック・脆弱部を補修し、防水層の密着性と耐久性を左右する「防水用エポキシ樹脂モルタル材」の役割を整理します。

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防水性と接着力のバランス

高い防水性・止水性と、既存コンクリートへの強力な接着力をどう組み合わせるか、防水工事の設計視点から解説します。

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現場での選定と施工の勘所

軽量タイプや水中硬化型など、多様なエポキシ樹脂モルタルの中から適材を選び、施工トラブルを避けるための実務的なポイントを紹介します。

防水用エポキシ樹脂モルタル材の基本と普通モルタルとの違い


防水用エポキシ樹脂モルタル材は、セメントではなくエポキシ樹脂を主な結合材とすることで、高い接着力と曲げ強度、優れた防水性を持つ補修・下地材です。 通常のセメントモルタルは乾燥収縮やドライアウトによるひび割れから防水性が低下しやすい一方、エポキシ樹脂モルタルは樹脂の弾性と密着性により、ひび割れや剥離のリスクを抑えつつ水の浸入を防ぎます。
普通モルタルと比べると、エポキシ樹脂モルタルは比重が小さく、垂直面や天井面にも厚付けしやすい製品が多く、断面修復と同時に防水下地の形成ができる点が大きな違いです。 また、エポキシ樹脂の配合により中性化抑制や防錆効果も期待でき、鉄筋コンクリートの長期耐久性向上に寄与するため、単なる「穴埋め材」ではなく構造と防水の両方を支える要素として設計に組み込む価値があります。yabu-sen+3​

防水用エポキシ樹脂モルタル材の主な種類と特徴

防水用エポキシ樹脂モルタル材には、大きく分けて軽量タイプ、水性・エマルションタイプ、水中硬化型などがあり、それぞれ用途と施工環境が異なります。 軽量エポキシ樹脂モルタルは比重0.7〜0.8程度と非常に軽く、垂直面や天井面での厚付けが可能で、普通コンクリートの約2倍の圧縮強度を持つ製品もあります。
一方、水性エポキシ樹脂系モルタルやエポキシ樹脂エマルション型下地調整材は、溶剤臭が少なく安全性が高いことから、屋内やプール・防水下地の調整材として使われることが多いです。 さらに、水中硬化性を持つ無溶剤型エポキシ樹脂モルタルは、湿潤面や水が切れない環境でも硬化が可能で、酸性〜アルカリ性まで広い薬品耐性を備えるため、防蝕ライニングや厳しい腐食環境下の防水補修に適しています。nttoryo+2​

防水用エポキシ樹脂モルタル材の下地処理と施工手順の実務ポイント

防水用エポキシ樹脂モルタル材を最大限活かすには、既存下地の脆弱部除去・高圧洗浄・脱脂といった前処理が極めて重要で、土砂や汚れが残ったままでは防水層だけでなくモルタル自体の付着も不安定になります。 特に屋上やバルコニーでは、堆積した汚れを高圧洗浄で除去した後、レイタンスやエフロ、油分を研磨やサンドブラスト、適切なクリーナーで取り除き、健全部のコンクリートを露出させてから樹脂モルタルで断面修復・不陸調整を行うのが基本です。
施工手順としては、必要に応じてエポキシ樹脂タックコートやプライマーを塗布→所定配合で主剤・硬化剤骨材攪拌→所定厚で塗り付け・成形→硬化後に研磨や不陸調整→ウレタン防水など上位防水層を施工、という流れになります。 この際、メーカーが指定する最大塗り厚や可使時間を守らないと、内部未硬化や膨れ・ひび割れの原因となり、後から施工した防水層のピンホール・白華・剥離につながるため、仕様書の「厚みと塗布量」欄の確認が重要です。alpha-kogyo+1​

防水用エポキシ樹脂モルタル材の防水性能と止水・薬品耐性の活かし方

エポキシ樹脂モルタルは、エポキシ自体の低吸水性と緻密な骨材構成により、防水性・止水性に優れ、水をはじいて水漏れを防ぎます。 防水工事では、ウレタン塗膜やシート防水の下地としてピンホールやクラックを抑制し、防水層にかかる負担を減らす「一次防水」のような役割を担うケースも多く、樹脂モルタルと防水材をセットで仕様設計する発想が有効です。
水中硬化性や広い薬品耐性を持つ耐食樹脂モルタルでは、常時湿潤するピットや排水槽、化学薬品を扱う設備周りの防水補修にも適用でき、単なる漏水防止にとどまらず、防蝕ライニングとしてコンクリートを長期的に保護することが可能です。 また、高い耐アルカリ性により、アルカリ性の強いコンクリートと接する環境でも付着性能が長期間維持されるため、プールや防水下地・床面下地調整など、水とアルカリが入り混じる環境での信頼性が高い点も見逃せません。rstec-paint+1​

防水用エポキシ樹脂モルタル材 独自視点:軽量・高強度を活かしたディテール設計と維持管理

防水用エポキシ樹脂モルタル材の「軽量で高強度・高接着力」という特徴は、単に欠損部を埋めるだけでなく、ディテール設計や長期維持管理の観点からも活用できます。 例えば、比重0.7〜0.8程度の軽量エポキシ樹脂モルタルは、垂直面や天井面での厚付けが容易なため、パラペットや立ち上がりの段差調整、ドレン周りの水勾配形成を三次元的に成形しやすく、防水層の「水の流れ」を設計意図どおりにコントロールしやすくなります。
さらに、JIS A 6024適合のエポキシ樹脂モルタル製品では、建築補修・補強材としての性能が客観的に確認されているため、設計図書や仕様書に製品名だけでなくJIS規格を明記しておくことで、将来の改修時にも同等性能品への置き換えがスムーズになります。 維持管理の面では、定期点検のチェックリストに「防水用エポキシ樹脂モルタル材による補修部の状態」を項目として加え、ひび割れ・エフロ・浮きなどを早期に検知し、必要に応じて再補修やトップコート更新を行うことで、防水層全体の寿命を底上げする運用が可能です。act-shopping+3​
防水工事時の樹脂モルタルの役割や種類、普通モルタルとの違いについての解説(防水用エポキシ樹脂モルタル材の基礎知識の参考リンク)。


樹脂モルタルとはなに?普通モルタルやコンクリートとの違い(やぶ塗装店)
プールや防水下地、床面のコンクリート下地調整に用いる速乾型エポキシ樹脂セメント系下地材の仕様書(防水用エポキシ樹脂モルタル材の施工・厚み・塗布量の参考リンク)。


速乾型エポキシ樹脂セメント系下地調整材 技術資料(日本特殊塗料)
軽量エポキシ樹脂モルタル製品の特徴やJIS適合情報、垂直面・天井面の厚付け事例の参考(防水用エポキシ樹脂モルタル材の軽量タイプの参考リンク)。


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防水用パテ材選びと施工の基本

防水用パテ材を現場で使いこなすポイント
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用途と種類の整理

エポキシ系・シリコン系・不乾性パテなど、防水用パテ材の基本的な種類と、建築現場での代表的な用途の違いを整理します。

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下地処理と施工の勘所

防水性能を十分に発揮させるための下地処理、充填、仕上げまでの具体的な手順とチェックポイントを解説します。

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意外と知らない活用術

配管まわりの浸水対策や再配線を見据えた不乾性パテの使い方など、検索上位ではあまり触れられていない活用例を紹介します。

防水用パテ材の種類と建築現場での主な用途

防水用パテ材と一口に言っても、成分と硬化特性の違いから、エポキシ系、防水シリコン系、不乾性の止水パテ、さらには下地調整用のパテまで幅広く存在します。
建築従事者にとって重要なのは、ひび割れ補修、雨漏り補修、配管まわりの止水、仕上げ前の下地調整など、自分の現場でどのような場面が多いかを整理したうえでパテ材を選定することです。
代表的な防水用パテ材として、二液反応型で硬化後は高強度になるエポキシ系、防水性と追従性に優れシーリング用途に適したシリコン系、水の流れている状態でも押し込んで止水できるポリオレフィン系不乾性パテなどがあります。toiretumari-center+2​
内装の塗装下地には合成樹脂エマルション系や石膏系、炭酸カルシウム系パテが使われますが、これらは耐水性に限界があるため、屋外の防水ラインや常時湿潤部には基本的に使用しません。shinto-kensou+1​
雨漏り補修や屋根・バルコニー廻りでは、ひび割れやビス穴をエポキシ系や反応硬化型パテで埋め、その上にウレタンやシート防水を施工するケースが多く、パテ材は「下地を平滑にして防水層を安定させる部材」として機能します。polyurea-asia+1​
一方、給湯器やエアコンスリーブ、PS内配管などでは、不乾性の止水パテを隙間に充填して一次止水とし、将来の配管更新や再配線に備えるという発想で選定されることが増えています。hermetic+1​

防水用パテ材を活かす下地処理と施工手順の実務ポイント

防水用パテ材の性能を最大限発揮させるには、パテそのものよりも先に「下地処理で勝負が決まる」という意識が欠かせず、コンクリートやモルタル面では高圧洗浄やケレンで脆弱部を確実に除去しておく必要があります。
密着不良を防ぐためには、油分やレイタンス、旧防水層の浮き部を残さないことが重要で、特にバルコニーの既存防水撤去後は、膨れ部にカッターを入れて剥離し、モルタルなどで不陸調整をしてからパテ処理を行うと、その後の防水層の密着性が安定します。
床の下地補修では、凹みや欠けに下地処理材を押し込み、周囲よりやや盛り気味に塗りつけたあと、地ベラを立てながら余分をこそぎ落として平滑にし、十分な乾燥時間を取ることでパテ面の痩せやクラックを抑えることができます。


参考)床用下地処理材の練り方と使い方 |RESTA DIY教室

乾燥後にサンダーやヘラで微細な凸部を削り、再度清掃してから防水層や仕上げ材を施工すれば、不陸を原因としたピンホールや膜厚ムラを減らせるため、長期的な防水性能の安定につながります。diy-shop+1​
建築塗装を伴うパテ処理の場合は、下準備(養生・清掃)→下塗り→中塗り→上塗り→ヤスリ掛け→清掃という流れが基本で、各工程で粉塵を残さないよう掃き取りと拭き取りを挟むことで、パテ面の密着と塗装面の仕上がり品質が大きく向上します。


参考)https://www.shinto-kensou.co.jp/news/881/

特に外壁のヘアクラックは、上から塗料をかぶせるだけでは再発しやすいため、防水用パテ材でひびを深部まで充填し、その後に微弾性フィラー防水塗料を重ねる二段構成を意識すると、クレームリスクを抑えやすくなります。yane-amamori-doctor+1​

防水用パテ材と不乾性止水パテの意外な活用術と注意点

不乾性タイプの防水用パテ材は、配管まわりやケーブル管路口の隙間に押し込むだけで、水が流れている状態でも止水できるものがあり、特に地下ピットやPS内の「完全に水を止めづらい箇所」の一次対策として有効です。
ポリオレフィン系のストッパブルパテは、水や海水に溶けず、硬化せずに柔軟性を保つため、後から撤去・再充填が可能で、将来の電線追加や配管の入れ替えを前提とした設計変更にも柔軟に追従できる点が、大きな特徴になっています。
建築現場の意外な活用例として、床下の電気配管立ち上がり部や、基礎貫通スリーブの隙間に不乾性パテを詰めておき、コンクリートのひび割れからの毛細管現象による浸水ルートを手軽に断つ、という使い方があります。polyurea-asia+1​
この場合、将来の設備更新で一部配管を抜き替える可能性が高いため、モルタルで完全に埋め戻すよりも、不乾性パテで柔らかく封止しておいた方が、解体性と再施工性のバランスが良くなるというメリットがあります。hermetic+1​
一方で、不乾性パテは周囲温度が高い箇所では軟化しやすく、自重で垂れたり形状が変わることがあるため、メーカーの推奨温度範囲(例えば−20〜95℃など)を事前に確認し、露出配管の直射日光が当たる箇所などでは使用を控える判断も重要です。hermetic+1​
また、硬化しない特性ゆえに、塗装や仕上げ材との相性が悪い場合があり、仕上げ面直下には硬化型パテ、中身には不乾性パテという二重構造にするなど、層構成を意識した使い分けを検討することでトラブルを回避できます。monotaro+1​

防水用パテ材を長期性能で選ぶための独自視点チェックリスト

防水用パテ材をカタログスペックだけで選ぶと、施工性や初期性能は十分でも、数年後の追従性や補修性に難が出る場合があるため、「硬化後の弾性」「温度変化への耐性」「再補修のしやすさ」という三点を基準に評価する視点が有効です。
例えば、シリコン系防水パテはゴム状に固まって少し弾性が残るため、温度変化や振動を受ける浴室や金属屋根の目地に向いていますが、上からの塗装がのりにくい場合があり、仕上げとの相性を想定した設計が求められます。
エポキシ系は高強度で接着力も高い反面、硬化後はほとんど動かないため、動きの大きい目地や下地に使うと、せっかくの防水ラインにクラックを誘発することがあります。monotaro+1​
そのため、動きの少ない構造クラック補修や金属部のピンホール埋めにはエポキシ、動きの大きい目地や開口まわりには弾性系やシーリング材を組み合わせるなど、「どこが動くか」を先に読み解くことが設計者・現場監督側の腕の見せどころです。yane-amamori-doctor+1​
もう一つ見落とされがちなポイントが「将来の設備更新や点検ルート」です。配管・ケーブルまわりをすべて硬化型パテで固めてしまうと、更新時に斫り作業が大掛かりになり、結果として防水ラインを再度大きく壊す必要が出てきます。hermetic+1​
あえて不乾性パテで封止しておき、点検時に一度撤去してから再充填する運用を前提にしておけば、ライフサイクル全体での防水リスクとコストを抑えられるため、長期視点で見ると合理的な選択肢になり得ます。hermetic+1​

防水用パテ材と他防水材との組み合わせ戦略

防水用パテ材は単体で防水を完結させるというよりも、ウレタン塗膜防水、シート防水、FRP防水などの防水層を安定させる「下地+シール」の役割を担うケースが多く、どの工法と組み合わせるかで選ぶべきパテ材が変わります。
屋上やバルコニーのウレタン塗膜防水では、ひび割れ補修や段差調整に反応硬化型パテ、入隅・立ち上がり部にシーリング材を併用し、その上からウレタン層をかぶせることで、応力集中を避けながら防水層の連続性を確保します。
金属屋根や折板屋根のビスまわりでは、ビス穴や座金まわりをエポキシ系パテやシーリング材で補修したうえで、上から防水テープやトップコートを施工する二重・三重構造にすることで、ビスの緩みや熱膨張に対する余裕を持たせることができます。yane-amamori-doctor+1​
このとき、ビス交換の可能性がある箇所にまで高強度なエポキシを使いすぎると、将来のメンテナンスで撤去に手間取り、結果として屋根板を傷めるリスクが出るため、交換頻度の高い部位かどうかを意識してパテの種類を分けるのがポイントです。polyurea-asia+1​
配管まわりの防水では、一次止水として不乾性パテを奥側に充填し、表層側に弾性シーリング材を打つ「二重止水」にすることで、表層のシールが劣化しても内部で水を食い止められる構成にできます。hermetic+1​
さらに、電気設備の浸水対策として、ケーブル管路の口元にストッパブルパテをバックアップ材として詰め、その前面に耐候性の高いシール材を被せると、漏水時の浸水経路を最小限に抑えつつ、再配線の自由度も維持できます。hermetic+1​
防水工事における下地処理とパテ処理の重要性を解説した記事です。下地処理の考え方や代表的な対応例の整理に役立ちます。


防水工事における下地処理とは
防水パテの種類や使い方をまとめた、建築現場でも参考になる解説記事です。エポキシ系・シリコン系の特徴整理に活用できます。


防水パテって一体なに?種類や使用方法・注意点
配管・電気設備の浸水対策に用いる不乾性防水用パテ材(ストッパブルパテ)の公式技術資料です。詳細な特性や使用条件の確認に使えます。


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