

マキタのマルチツール系マルチカッターは、先端工具を高速で小刻みに揺動させる「オシレート(振動)機構」によって、狭い場所でも安定した切断・剥離・研削が行えるのが特徴です。
先端工具はワンタッチで交換できる方式が主流で、切断用のカットソーやラウンドソー、研磨用のサンディングパッド、剥離用のスクレーパーなど、マキタ純正だけでも数十種類のアクセサリに対応します。
マルチツール本体は片手でも握りやすい細身のボディ形状で、扉枠の下端、床際、壁際など通常の丸ノコやジグソーでは入らない位置の加工に強みがあります。monotaro+1
振動角度はおおよそ3.2〜3.6度クラスで、毎分約20,000回の高速揺動と組み合わせることで、木材・石こうボード・金属・タイル・FRPの切断から、接着剤の剥離や目地の掘り起こしまで一台で対応できます。
マキタのマルチツールには、AC100Vのコード式と、18V・40Vmax・10.8Vなどのリチウムイオンバッテリを使う充電式モデルがあり、用途や現場条件で使い分けが必要です。
コード式は300Wクラスの入力で長時間の連続使用に強く、電源が確保できる工場・作業場での常設作業に向いていますが、屋外足場やリフォーム現場ではコードの取り回しと感電・躓きリスクが課題になります。
一方、18V充電式マルチツール(TM52D/TM52DRGなど)は、STARLOCK MAXに対応したハイパワーモデルもあり、先端工具振れ角約3.2〜3.6度、最大振動数約20,000min⁻¹クラスの性能で、重負荷作業にも対応できます。monotaro+2
40Vmaxシリーズでは、さらにパワーと連続使用時間が伸び、鉄筋の面一切断や厚物の開口など負荷の高い作業で、従来18V機では苦しかった場面をカバーできる設計になっています。
「マルチカッター」という名称で販売されているマキタ10.8V充電式マルチカッタCP100Dシリーズは、一般的なマルチツールよりも「薄物の連続切断」に特化した機種で、鋏のような専用刃でシート材や薄板を切っていく構造です。
CP100DZ(本体のみ)などは10.8Vスライドバッテリを採用し、軽量コンパクトな本体で、内装材や養生材を素早くカットする用途に適しており、同じ10.8Vシリーズのドライバドリルやクリーナーとバッテリを共用できます。
対応する材質としては、段ボール・カーペット・ゴムシート・床材・シート状断熱材など多岐にわたり、刃の形状もフラット刃や波刃など複数バリエーションが用意されています。
特に面白い点として、CP100Dは「柔らかいものも硬いものもサクサク切れる」ことから、自動車整備系や産業資材の現場でも、梱包材やホース被覆の切断に採用されることがあり、建築以外の現場での利用が増えているという声もあります。
参考)マキタ(makita) 10.8V 充電式マルチカッタ CP…
マキタのマルチカッタCP100Dの仕様や適合アクセサリの一覧は、公式の製品ページで詳細に確認できます(対応材質・質量・切断能力の確認用)。
マキタの最新マルチツール(TM52Dなど)は、ボッシュ系と共通の「STARLOCK」システムに対応し、STARLOCK・STARLOCK PLUS・STARLOCK MAXの3規格のブレードを使い分けられるのが大きな特徴です。
STARLOCKブレードは、従来のピン穴式に比べてツールとブレードの接触面積が広く、トルク伝達が良いことから、重負荷時でも空転しにくく、高効率での切断・研削が可能になります。
用途別の代表的なブレード選定ポイントは次の通りです。electrictoolboy+1
特にあまり知られていないポイントとして、「STARLOCK MAX」クラスのブレードは、同じ形状・用途でも素材厚や耐久性が上位仕様になっていることが多く、例えばステンレスや高張力鋼板など、通常ブレードでは焼けやすい材でも、切断速度と寿命のバランスが取りやすくなっています。actool+1
また、メーカー推奨ではありませんが、一部の現場ではタイル下地のモルタルを浅く削りながらクラック調査を兼ねるなど、「診断的な削り作業」にもダイヤブレードが活用されており、ハンマードリルほど攻撃的ではない「浅い削り」が求められる場面で重宝されているケースがあります。
参考)どう使い分ける?マルチツール用先端工具「STARLOCKブレ…
マルチツール用STARLOCKブレードの用途別解説と選び方の詳細は、空調・配管部材を扱う専門店の技術記事が参考になります(金属用・木工用・タイル用などブレードごとの適材適所の整理)。
STARLOCKブレード用途別解説(ベストパーツオンライン)
マルチツール系マルチカッターは「最終手段の便利工具」として扱われることが多く、細かい納まり調整や解体時の「最後のひと手間」で力を発揮します。
例えば、フローリングの局所的な張り替えでは、ノコギリでは難しい既存材の部分切り取りを、壁際・建具際ギリギリまで攻めて開口しやすく、リフォーム現場の仕上げ品質に直結します。
また、造作家具や階段のリメイクでは、既存笠木や巾木を残したまま、一部の見切りを切り欠いて新しい部材を差し込むといった「現場合わせ」にも向いており、設計図にない調整をその場でこなせるのが強みです。electrictoolboy+1
一方で、振動工具特有の注意点として、「切粉が少なく切り口が綺麗に見えるため、無意識に深く入れすぎてしまう」リスクがあり、下地に隠れた配線・配管への誤切断事故につながる可能性があります。monotaro+1
意外な使い方として、一部の現場ではマルチツールを「検査用補修ツール」として、巾木や窓枠の小さな欠け・干渉部をサッと削る用途に常備しておき、検査前の最終仕上げに使うケースがあります。actool+1
こうした細かな手直しを素早く安全にこなすには、振動数のダイヤル調整を活用して低速でじわっと当てること、先端工具の角度を30度刻みで変えられる機能を使って、自分の視線と削り面が揃う姿勢を作ることが重要です。makita+1
マキタ製マルチツール全般の選び方やおすすめ機種、用途ごとの活用事例をまとめた工具店の解説は、導入時の型番選定に役立ちます(18V・40Vmaxマルチツール比較や、DIY〜プロ現場までの適材適所の参考)。

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